インターナショナル新書<br> 病と妖怪―予言獣アマビエの正体

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インターナショナル新書
病と妖怪―予言獣アマビエの正体

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797680713
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0239

出版社内容情報

災厄を予言する生き物たちを紹介!
病除けの妖怪「アマビエ」が、コロナ禍でSNSを中心に人気大爆発!
では、「アマビエ」とは何者なのか? 
本書ではアマビエをはじめとした予言獣や幸福をよぶ瑞獣などの幻の生物たち(妖怪)を紹介し、流行病や災害と日本人がどのように向き合ってきたか、その際に妖怪とどのような関係を結んで来たのか、江戸から明治に描かれた錦絵や瓦版などから考えます。

――(目次より)
第1章 アマビエはどこから来たのか
疫病と俗信/アマビエの出現/幕末のコレラ騒動/鳥形の人魚アマビエ/「私を見て、描いて」/謎の人「柴田」某/アマビエかアマビコか/疫病除け絵の弾圧と復活/あの手この手

第2章 予言する不思議な動物たち
よって”件”の如し/アマビコから件へ/疫病から戦争へ/敗戦を予言する件/件の派生型「スカ屁」/江戸の人糞汲み取り人/屁の曲芸/似て非なる件型の怪/頭が牛で身体が人間/以津真天(いつまで)、予言する鳥/日本人の暮らしと鳥/件と白澤の原形/「渡る世間は鬼ばかり」か/コレラ除けになった海坊主/海坊主=海蛇!?

第3章 幸せを呼び寄せる幻獣たち
瑞獣が現われる時/麒麟-めでたいものの代表格/麒麟はいつ、どこに出現するのか/日本には麒麟が来ない/獏-悪夢を食らい、諸疫を除ける万能獣/夢を食べるのは日本のみ/龍―霊獣の頭領/数多残る龍の逸話/アメリカの龍の目撃談/白龍の縁起話/鳳凰、瑞兆の王/騰黄-狐に似て非なる瑞獣/狛犬-聖なる場所を守る瑞獣/狛犬の癒し効果/幕末宮中の狛犬奇譚

第4章 病にかかわる不思議な生物たち
アメリカ狐とコレラ/管狐という幻獣/狐vs.狼/狼と日本人/疫病を払う巨木と常陸坊/常陸坊海尊の不死伝説/鰯―病除けの魚/岩魚の厄神伝説

第5章 異星人か? 人智を超えた不思議なものたち
封―不老不死を約束する霊肉/封はどこからやって来た?/始皇帝も食べた仙薬「太歳」/人怪 駕籠の女/「うつろ船」の美女/空に出現するもの・怪人と怪光/空行く船と噴火/怪光―隕石か天変地異の前触れか/光る巨大な鮑/世の変革のきっかけとなる怪光

【著者略歴】
東郷隆(とうごう りゅう) 時代小説家。1951年、横浜市生まれ。国学院大学卒。同大博物館研究員、編集者を経て、作家に。
94年『大砲松』により吉川英治文学賞新人賞、2004年『狙うて候 銃豪村田経芳の生涯』で新田次郎賞、2012年『本朝甲冑奇談』で舟橋聖一賞を受賞。近著に『怪しい刀剣』(出版芸術社)など。

内容説明

病除けの妖怪「アマビエ」が、新型コロナ禍の中、SNSを中心に人気を博している。この「アマビエ」とは何者なのか?本書では、アマビエをはじめとした災厄を知らせる予言獣や見るだけで幸福をもたらすとされる瑞獣など、幻の生物たち(妖怪)を紹介。また、流行病や災害と日本人がどのように向き合ってきたのか、その際に妖怪たちとどのような関係を結んで来たのかを、江戸から明治の瓦版・錦絵などに描かれた絵とともに考察する。

目次

第1章 アマビエはどこから来たのか(疫病と俗信;アマビエの出現 ほか)
第2章 予言する不思議な動物たち(よって“件”の如し;アマビコから件へ ほか)
第3章 幸せを呼び寄せる幻獣たち(瑞獣が現れる時;麒麟―めでたいものの代表格 ほか)
第4章 病にかかわる不思議な生物たち(アメリカ狐とコレラ;管狐という幻獣 ほか)
第5章 異星人か?人智を超えた不思議なものたち(封―不老不死を約束する霊肉;封はどこからやって来た? ほか)

著者等紹介

東郷隆[トウゴウリュウ]
作家、時代小説家。1951年、横浜市生まれ。國學院大学卒。同大博物館研究員、編集者を経て、作家に。94年『大砲松』により吉川英治文学賞新人賞、2004年『狙うて候 銃豪村田経芳の生涯』で新田次郎文学賞、2012年『本朝甲冑奇談』で舟橋聖一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

64
このコロナ禍で一気にメジャーな存在となった妖怪アマビエ。本書はそのアマビエを始めとする妖怪について、病と関連のあるものを紹介した一冊。アマビエから当時の瓦版や疫病除け絵としての様子を探したり、様々なその姿を写すと厄除けになる妖怪たちの数々。件を始めとする社会情勢が不安になると出没する妖怪の数々を楽しんで読む事が出来る。ここで初めて耳にした妖怪「スカ屁」の存在は衝撃的。後半はこの題材だけだとネタが尽きたのか、幻獣や未確認物体の紹介となっているけど。でもこういう子供心を失わないような読み物、大好きです。2021/07/09

春風

15
昨今の疫禍により、突如として有名になった「アマビエ」。予言を災厄を予言する霊獣であることから、このような性質のものを「予言獣」などと呼ぶ。これはアマビコや件(くだん)、白沢などが有名である。この予言獣の歴史と変遷、類話を小説家である東郷隆氏が論じたものが本書である。アマビエ研究の第一人者である湯本豪一氏の見解を踏襲しつつ独自の考察も付されており、アマビエとはなにかを知るにあたっての入門書として最適であるように感じた。ただ、本書の後半はネタ切れ故か浅めの妖怪・怪異事典と化していたのがやや残念だったか。 2021/05/16

れい

11
【図書館】そうか、アマビエも突き詰めると金儲けの道具だったのか。病を遠ざける護符としての役目を果たしていたらしい。アマビエのような存在は他にもいた。鎖国から開国へ向かう過程で、その当時の日本人が一番怖がったのは外国人がもたらす疫病だったとのこと。黒船がやって来てから赤痢が流行り出す。目に見えない流行り病の原因に、これまた想像の生き物で対峙しようとするあたり、必死だったのだろうなぁと感じた。2021/09/07

みやしん

10
人知の及ばぬ感染症蔓延る時、人は怪異に救いを求める。新コロの世に颯爽と再臨したアマビエ。その不透明な出自を「神社姫」と「アマビコ」のハイブリッドだと本書は説く。敢えて性別をつけるなら女性側へ寄れる、二次創作意欲をかきたてられる容姿だから令和で躍進したのだろう。前半のアマビエの章は「予言獣達は疫病蔓延という非常時限定のアイドル」と結んでいる。そうかもしれないがそうでもないと思わずにはいられない。後半は他の予言獣の紹介。2021/09/23

HaruNuevo

9
知ってること、調べたことをひたすらに書き散らかした、といったところか まさにとっ散らかった内容 新書って、出版社でかなりの差があるよなー、と本の内容とは関係ない感想を持ってしまった 本書はダメな方ね、念のため2022/03/10

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