出版社内容情報
『日本人の英語』の著者が、「多様性」「性と愛」「資本主義」「原子力問題」「津波」「死」などのキーワードを縦横無尽に論じる。日英米の社会・文化の魅力と本質を英語から浮かび上がらせる画期的な1冊。
マーク・ピーターセン[マークピーターセン]
著・文・その他
内容説明
漱石の『こころ』の文体は英語の影響を受けている!?多様性を表すdiversityとvarietyの微妙な違いとは?「ピリピリ」「ぱたぱた」などの擬態語・擬音語は英語で表せるのか?小説の一節、映画のセリフ、ニュース記事を題材に、英語表現に秘められた繊細さと美しさを楽しく読み解く。日本語と英語、そしてその背景にある文化に通暁した著者だからこそ伝えられる、本物の英語的発想。
目次
diversityが表す多様な世界
「原子力問題」を考察する
性と愛をめぐる英語表現
英語に見る「老人力」への意識
英語に訳せない小津映画の巧妙なセリフ
「第3の場所」の役割を果たす本屋の力
「資本主義の走狗」の英訳の不可思議さ
『こころ』の文体に見られる英語の影響
英語の語彙に定着したtsunami
日本語の人間味あふれる擬態語世界
英語と日本語の世代間ギャップを考える
『細雪』とThe Makika Sisters
死を表すおすすめの婉曲表現
著者等紹介
ピーターセン,マーク[ピーターセン,マーク] [Petersen,Mark]
金沢星稜大学人文学部教授。明治大学名誉教授。1946年、アメリカ・ウィスコンシン州生まれ。コロラド大学で英文学、ワシントン大学大学院で近代日本文学を専攻。1980年に来日して以来、日本語で執筆活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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