最も危険なアメリカ映画―『國民の創生』から『バック・トゥ・ザ・フューチャー』まで

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最も危険なアメリカ映画―『國民の創生』から『バック・トゥ・ザ・フューチャー』まで

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797673340
  • NDC分類 778.253
  • Cコード C0095

出版社内容情報

全米に人種差別を蘇らせた「名画」、米軍が封印した「巨匠の記録映画」、今も論争が続く「感動作」、トランプ現象を予告した「問題作」──アメリカ映画の中に潜む「超大国の暗部」を徹底解説!




町山 智浩[マチヤマトモヒロ]

内容説明

ハリウッドが封印しつづけた米国の恥部とは?映画史上最高の傑作がKKKを蘇らせた?ディズニーが東京大空襲をけしかけた?トランプは60年前に映画で予言されていた?暴走するアメリカ民主主義―その謎を解く鍵はすべてはハリウッド映画の中にあった!映画評論家町山智浩のライフワーク、ついに結実!

目次

KKKを蘇らせた「史上最悪の名画」『國民の創生』
先住民の視点を描いた知られざるサイレント大作『滅び行く民族』
ディズニー・アメニが東京大空襲を招いた?『空軍力による勝利』
封印されたジョン・ヒューストンのPTSD映画『光あれ』
スプラッシュ・マウンテンの「原作」は、禁じられたディズニー映画『クーンスキン』『南部の唄』
ブラックフェイスはなぜタブーなのか『バンブーズルド』『ディキシー』
黒人教会爆破事件から始まった大行進『4リトル・ガールズ』
石油ビジネスとラジオ伝道師『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『エルマー・ガントリー魅せられた男』
金はやるから、これを絶対に映画化しないでくれ!『何がサミーを走らせるのか?』
ポピュリズムの作り方『群衆』
リバタリアンたちは今日も「アイン・ランド」を読む『摩天楼』
「普通の男」から生まれるファシズム『群衆の中の一つの顔』
マッカーシズムのパラノイア『影なき狙撃者』
アメリカの王になろうとした男ヒューイ・ロング『オール・ザ・キングスメン』
インディの帝王が命懸けで撮った「最も危険な映画」『侵入者』
なぜ60年代をアメリカの歴史から抹殺したのか『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ』

著者等紹介

町山智浩[マチヤマトモヒロ]
映画評論家。1962年、東京都生まれ。早稲田大学法学部卒業。「宝島」「別冊宝島」などの編集を経て、1995年に雑誌「映画秘宝」(洋泉社)を創刊。その後、アメリカに移住。現在はカリフォルニア州バークレーに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Miyoshi Hirotaka

65
「この世界の片隅に」では、昭和19年に広島から呉に主人公すずが嫁ぐ。この設定なら原爆投下を出さないわけにはいかない。ところが、「フォレスト・ガンプ」のアラバマにはキング牧師も黒人への凄まじい弾圧も出てこない。また、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場するダウンタウンは、白人が郊外に移転し、黒人によりスラム化される前のもの。このように映画の時代設定には意味とメッセージがある。映画の歴史には時代を上書きしたものや欺瞞や差別に満ちているのに後世の手本になる技法を確立したものがある。観る側の力量が問われる。2017/04/10

ばんだねいっぺい

39
映画の中に暗示もしくは予見されていても防ぐことができなければ空しい。日本はどうか。2016/11/14

Mayumi Hoshino

31
映画の手法のパイオニア的作品「國民の創生」が描いた世界は、歴史がねじ曲げられ、差別的な目線に満ち、KKKを復活させるようなものだった。ディズニーが〈空襲ノススメ〉みたいな映画を作っていた。「フォレスト・ガンプ」が意図的に描かなかった歴史とはーーなどなど、今は問題視されておいそれと観れないようになっている作品も含め、アメリカの闇や欺瞞や恥が描かれた映画を紹介した一冊。自分の思う正しさによって、簡単に他者を裁いて傷つけることの傲慢さを思う。描かないことにも真実は宿る。2016/12/24

活字スキー

28
『映画の見方がわかる本』以上にマニアックなセレクトで、「アメリカの恥部」を描いたアメリカ映画の数々を解説。人種差別、資本主義、戦争、カウンターカルチャー、ノスタルジー、ポピュリズム、新保守主義、反知性主義。よくもまあ、建国以来これだけヤンチャの限りをぶちまけ続けてきたものだ。受け継がれる歴史。改竄され、消し去られる歴史。変わらないのは、人間という存在だけか。2018/02/06

たらお

28
町山さんの映画評論は情報が多彩で面白く読むことが多いのだが、映画をとっかかりにしてアメリカの歴史を語るとなると、映画のチョイスがどうしても面白い映画になるとは限らないことと、映画と絡めることでアメリカの歴史が線で繋がってこないことから、どうにも読みにくい。「國民の創世」が芸術的だが最悪な映画でKKKを美化して蘇らせたという話だとか、白人至上主義という言葉を現在も聞くにつれ、アメリカの人種差別の根深さを感じずにいられない。2017/08/29

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