目次
水の星
天体ショーへようこそ
不思議の星
天国の島々
宇宙から見た世界遺産
文明の輝き
富士山
著者等紹介
野口聡一[ノグチソウイチ]
JAXA宇宙飛行士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ🍀
107
2009年12月から163日間、僕は宇宙に滞在した。地球を何千周もした。宇宙に辿り着くと、大きく光る地球だけが強い生命力を放っていた。地球と僕は真っ暗闇で一対一だ。地球を見つめる僕と同じように、地球もまた、宇宙にひとりで存在している…。センス・オブ・ワンダー~自然や宇宙の不思議さに対して素直に感動する心~その心は言葉を生み出す。言葉になれば、人に伝えられる。地球がこんなにも美しいということを、誰かにわかってもらうことができたら、僕の活動は豊かなものになるだろう。僕は地球の一部だ。僕の全ては地球にあった。2021/01/16
さと
64
宇宙というものをグッと身近に引き寄せ、いきなりその世界を覗きたくさせる一冊。スペシャリストとしてではなく、純粋に感動し感嘆する一人の人間としてのメッセージが逆に新鮮だった。サイエンスとしてでなくスピリチュアルな存在として宇宙というものにとても興味を抱いている私だが、ページをめくるたびに あぁ、やはり私たちは『生かされている』と思わずにはいられなかった。ただ ただ眺めてみてほしい。2015/07/28
seacalf
50
空から俯瞰してみた世界中の大地の姿はとても新鮮でワクワクさせる。それが地上から400km離れた国際宇宙ステーションからの写真だったらなおのこと。先月、民間の新型宇宙船クルードラゴンで宇宙ステーションに滞在している野口さんが10年前にやはり宇宙ステーションから撮ってTwitterに掲載していた写真の数々。暗いニュースばかり取り沙汰されるので、ついこないだ帰還したはやぶさ2号のカプセルや、宇宙や星に思いを馳せるのも悪くない。そういえば、もうふたご座流星群の時期だ。この冬は何度夜空を見上げる余裕があるかなあ。2020/12/10
emi
40
あなたが特に宇宙に憧れなくても、この写真はきっと何かのスイッチを押してくれると思う。宇宙飛行士・野口聡一さんが宇宙から撮った様々な地球の写真集。よく字面として「地球は美しい奇跡の星」は目にする機会もあるけれど、あんまりそれを実感することはないのでは。この本はそれを本当に実感させてくれる。Googleearthなんて目じゃない。だから言葉にすると陳腐になるのも仕方ない。それほど地球は圧倒的な天体なのだ。寝る前に美しい奇跡の星の姿を眺めて、スケールの大きな感動と感謝を胸に抱きつつ、今夜もどうぞ良い夢を…2015/06/02
わんこのしっぽ
33
宇宙飛行士の野口さんがISS滞在中に撮った写真の数々。昇り始めの満月はクラゲのよう(笑)宇宙に飛び出して地球を見たときに思った、地球がひとつの「もの」であり同時に「いきもの」である。そして僕は地球に属する小さい「いきもの」。地球と一緒に宇宙を旅する「もの」だと言う言葉が印象的でした。2015/10/03