内容説明
―どうして人は幸せを楽しめず、すぐに自分を不幸せに感じてしまうのだろうか？世の中、自分が幸せでたまらないという人はそういないだろう。いちばん好きな人と熱烈な恋愛をして結婚できたとしても、死ぬ思いで勉強していちばん行きたい学校に入学できたとしても、努力の結果、予定通りの出世をしても、幸せは長続きせずに、むなしさが残ってしまうことがある。そんな「ちょっとした不幸な人」や「悲劇の人」、そして「幸せを感じられない」という人々が幸せになるために…。
目次
第１章 注目されたい人・ほめられたい人（不幸な運命を嘆く「悲劇の人」；悲劇の人の精神分析 ほか）
第２章 満足できない人・あきらめられない人（自己愛喪失の診察室；自己愛って何？ ほか）
第３章 「もっと不幸」になりたがる人たち（子どもはなぜキレるのか；攻撃性は先天的なものか？ ほか）
第４章 ちょっと不幸な人たちのささやかなシアワセ（人間の幸せほど主観的なものはない；シアワセを感じられない不幸せ ほか）
著者等紹介
和田秀樹［ワダヒデキ］
１９６０年大阪生まれ。精神科医。東京大学医学部付属病院精神神経科助手を経て、アメリカカールメニンガー精神医学校に留学。老年精神医学、精神分析学、集団精神療法学を専門とする。現在、日本初の心理学ビジネスのシンクタンク、ヒデキ・ワダ・インスティテュートを設立し、代表に就任。心理学、教育問題、老人問題、能力開発、大学受験などのフィールドを中心に、テレビ、ラジオ、雑誌や数多くの単行本を執筆し、精力的に活動
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