内容説明
三歳の頃に聴覚を失った僕は、発声が明瞭だったため聴者の小・中学校に通い、ろう者同士が使う手話ではなく、読唇術を身に付けてきた。ろう者にも、もちろん聴者にもなれない僕は、一体何者なのだろうか?そんな疑問を解き明かす、自分探しが始まった時、僕が選んだのは、自分の頭蓋骨に人工内耳を埋め込むことだった。
目次
第1章 人工内耳
第2章 激動期
第3章 一人っ子政策!?
第4章 インテグレーション時代
第5章 普通学校とろう学校
第6章 ろう学校の思い出
第7章 和光大学
第8章 22年間の思い出
著者等紹介
松山智[マツヤマサトシ]
昭和56(1981)年、神奈川県生まれ。平成16年(2004)年、和光大学卒業
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