内容説明
この日の本の国で、最も多くの血が流された改革の時代、幕府が上州の地深く埋めたといわれる「徳川埋蔵金」。その発掘にすべてをかけたひとりの男がいた。マスコミで取りざたされ一躍時の人となるも、膨大な借金、中傷、焦燥、歪曲してしまった友情、最愛の妻の死…。そこに立ちふさがるさまざまな不遇に耐え、苦悩と孤独の中で、それでも掘り続けなくてはならなかった真実の理由とは?宿命―。支えているのは「欲」ではなかった。
著者等紹介
太田利政[オオタトシマサ]
昭和24年12月28日、山梨県富士吉田市小明見・生誕。山梨県立吉田商業高等学校卒業。現在、富士吉田市議会議員(5期)
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