内容説明
脳梗塞患者の闘病記はなぜ少ない?重症患者の著書は皆無!半身不随で字も書けず、声も出せなければ、病状を周囲に伝達できなくなるからである。そんな失意の患者にとって医師の暖かい語りかけに勝る良薬はない。病床で私は間違いなく成長した。右半身不随と構語障害に見舞われた私が700日かけてなんとか自力で本書を執筆するまでの軌跡。
目次
第1章 なれば脳梗塞も文学に足る病か
第2章 私の身体履歴書
第3章 脳梗塞発病
第4章 発病の危機・葛藤する心
第5章 妻の決断・友情に救われる
第6章 偉大な司令塔脳神経細胞
第7章 病気回復より字が書きたい
第8章 病院で心も癒された
第9章 感動・感謝のリハビリ科
第10章 病気に感謝
第11章 リハビリは社会復帰の登竜門
第12章 日々雑感
著者等紹介
鹿島忠夫[カシマタダオ]
1928年横浜市生まれ、在住。旧制県立横浜第三中学校(現県立緑が丘高等学校)卒業。関東学院航空工業専門学校(現関東学院大学工学部)中退。少年時代からの憧れである航空整備士を職業とし、生涯貫いた幸せ者。1962年米国の航空整備士ライセンスを取得。1996年、67歳の時に脳梗塞になり、一時は病魔に打ちのめされたが、リハビリを経て、無事社会復帰
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