出版社内容情報
ひとり老後のプロが教える幸せ老人のなり方“ひとりの老後を応援する会”の代表が教える「幸せ老人の生き方」。
もはや結婚が老後の保障ではなくなった時代。
配偶者がいなくても、子供がいなくても、お金がなくても幸せ老人がいる一方、配偶者がいても、子供がいてもお金があっても不幸な老人もいる。
著者は、20年間、おひとりさまの会の会員1000人を見続けてきた、“ひとり老後”のプロ。
これまでの経験から、さまざまな実例をもとに、ひとり老後の明暗を分けるものは何かを探り、「ひとりでも幸せに生きるノウハウや秘訣、裏ワザ」を公開します。また、“ひとり老後”に群がる「保証人ビジネス」の問題や、ひとり世帯に冷たい日本の制度についても、詳しく言及します。
第1章 「老後ひとりぼっち」時代の幕開け
・誰でも「ひとりぼっち」になる
・「老後ひとりぼっち族」とはなにか
・30代男性の約4割は未婚―急増する未婚率
・3組に1組が離婚する時代に
・結婚が「老後の保険」にならない時代に
・2035年には、5人に2人が「老後ひとりぼっち」に
第2章 「老後ひとりぼっち」の現実
・年金だけでは食べていけない(67歳・離婚男性)
・サラリーマンからの転落(50代・未婚男性)
・「80歳」と聞いた途端に、周囲はひいていく(90歳・未婚女性)
・会社を辞めたのはいいけれど(50代・既婚〈別居中〉・男性)
・再婚で救われる(64歳・既婚男性)
・非正規で働いてきたことがよかった(77歳・既婚死別・男性)
・言葉のない老後(有料老人ホームの風景)
・人を信用しない男性の最期(82歳・既婚男性)
・皆さん覚悟がないのね(95歳・既婚死別・女性)
第3章 誰もがなりうる「老後ひとりぼっち」
・「子供がいるから安心」は過去の話
・「女房より先に死ぬから大丈夫」は幻想だ
・子供のいない夫婦の不安
・「有料老人ホームに入居すれば安心」は過去の話
・男性ぼっちと女性ぼっちの違い
・年金額と幸せ度は関係ある?
第4章 「ひとり」に冷たい日本
・ひとりになって初めてぶちあたる「保証人」という壁
・保証人なしでは家も貸してもらえない日本
・保証人なしでは介護施設にも入れない日本
・入院・手術も保証人なしではダメ
・「ひとり」の保証人の5つの問題点
第5章 「ひとり」に群がる身元保証人ビジネス
・「家族の代わりやります」に飛びつく「老後ひとりぼっち」
・やってもらう人とやってあげる団体のwin‐win関係と問題点
・預かり金が消えた! 公益財団法人「日本ライフ協会」が破産!
・保証人なしで入居できます。でも全財産を預けてください!?
・「ひとり」で生きられない社会はおかしい
第6章 悲惨な「老後ひとりぼっち」にならないために
―現役の今から押さえておく「20」の大事なこと―
松原 惇子[マツバラ ジュンコ]
ノンフィクション作家。自称、元気の配達人。1947年埼玉県生まれ。昭和女子大学卒。39歳のときに、『女が家を買うとき』(現在・文春文庫)で作家デビュー、3作目の『クロワッサン症候群』はベストセラーになる。一貫して「ひとりの生き方」をテーマに、執筆活動、講演活動を行っている。1998年に、おひとりさまの「終活」を応援する団体、NPO法人SSS(スリーエス)ネットワークを立ち上げる。2005年には、自らの父親の葬儀を通して投げかけるドキュメンタリー映画「わたしの葬送日記」を制作、トロントで開催された北米最大のドキュメンタリー映画祭に招待される。松原節と言われる本音でユーモアたっぷりの講演会は人気だ。著書に『「ひとりの老後」はこわくない』(海竜社刊)、『60歳からの自由な生き方』『30代にしたいこと 30代だからできること』(PHP文庫)ほか多数。
内容説明
つい35年ほど前、1980年には、65歳以上のひとり暮らし人口は約88万人だった。それが2010年には、約480万人。2035年時には、約770万人にまでふくれ上がる推計だ。これが何を意味するかというと、日本は「ひとりで過ごす老人ばかりの国」になる、ということである。老後ひとりぼっちといえども、寂しいひとりぼっちもいれば、幸せなひとりぼっちもいる。ここでは、私が主宰する、ひとりの老後を応援する団体、NPO法人SSSネットワークの実例も交えて、ひとりぼっち時代の問題点、乗り切り方を考えてみたい。
目次
第1章 「老後ひとりぼっち」時代の到来
第2章 「老後ひとりぼっち」の現実
第3章 誰もがなりうる「老後ひとりぼっち」
第4章 「ひとり」に冷たい日本
第5章 「ひとり」に群がる身元保証ビジネス
第6章 悲惨な「老後ひとりぼっち」にならないために―今から押さえておくべき20のこと
著者等紹介
松原惇子[マツバラジュンコ]
1947年、埼玉県生まれ。昭和女子大学卒業後、ニューヨーク市立クイーンズカレッジ大学院にてカウンセリングで修士課程修了。39歳の時『女が家を買うとき』(文藝春秋)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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