内容説明
日本のモノづくりは新しいステージに突入した。「クール・ジャパン」の称号を勝ち得たいま、どこで作られたか(メイド・イン・ジャパン)ではなく、誰によってつくられたか(メイド・バイ・ジャパン)がより重視され、日本独自の文化的背景を持つ製品やコンテンツが世界で絶賛されている。日本のモノづくりの何がウケているのかを紐解いてみると、我々が気付いていなかった、世界市場における新たなビジネスチャンスの発見にもつながるだろう。戦略的に商品機能に込めるべき日本らしさを5つの商品企画ビジョンに抽出し、多くの具体例を用いてわかりやすく紹介する。日本の強みを再確認できる手引書。
目次
第1章 極東・辺境国のポップ・カルチャーが世界を救う
第2章 技術とサブカルの相乗効果
第3章 いじられる前提の商品設計
第4章 心の安寧のための道具
第5章 技術は弱者のためにあり
第6章 あちら側技術とこちら側技術
第7章 真のクールジャパンの完成形
著者等紹介
川口盛之助[カワグチモリノスケ]
1961年兵庫県生まれ。慶應義塾大学工学部応用化学科卒業。イリノイ大学理学部修士課程修了。日立製作所や受託研究機関のKRIを経て、世界的な戦略コンサルティングファームのアーサー・D・リトル・ジャパンに入社。現在、同社のアソシエート・ディレクターを務め、主に、製造業の研究開発戦略や商品開発戦略などのコンサルティングを行う。日本ポップカルチャー委員会の委員も務める。製造業の最新動向に精通していると同時に、漫画やアニメ、萌え系、ギャル文化…などにも詳しい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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