ソフトバンク新書
世界が絶賛する「メイド・バイ・ジャパン」

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  • サイズ 新書判/ページ数 239p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797363074
  • NDC分類 509.21
  • Cコード C0234

内容説明

日本のモノづくりは新しいステージに突入した。「クール・ジャパン」の称号を勝ち得たいま、どこで作られたか(メイド・イン・ジャパン)ではなく、誰によってつくられたか(メイド・バイ・ジャパン)がより重視され、日本独自の文化的背景を持つ製品やコンテンツが世界で絶賛されている。日本のモノづくりの何がウケているのかを紐解いてみると、我々が気付いていなかった、世界市場における新たなビジネスチャンスの発見にもつながるだろう。戦略的に商品機能に込めるべき日本らしさを5つの商品企画ビジョンに抽出し、多くの具体例を用いてわかりやすく紹介する。日本の強みを再確認できる手引書。

目次

第1章 極東・辺境国のポップ・カルチャーが世界を救う
第2章 技術とサブカルの相乗効果
第3章 いじられる前提の商品設計
第4章 心の安寧のための道具
第5章 技術は弱者のためにあり
第6章 あちら側技術とこちら側技術
第7章 真のクールジャパンの完成形

著者等紹介

川口盛之助[カワグチモリノスケ]
1961年兵庫県生まれ。慶應義塾大学工学部応用化学科卒業。イリノイ大学理学部修士課程修了。日立製作所や受託研究機関のKRIを経て、世界的な戦略コンサルティングファームのアーサー・D・リトル・ジャパンに入社。現在、同社のアソシエート・ディレクターを務め、主に、製造業の研究開発戦略や商品開発戦略などのコンサルティングを行う。日本ポップカルチャー委員会の委員も務める。製造業の最新動向に精通していると同時に、漫画やアニメ、萌え系、ギャル文化…などにも詳しい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たー

10
サブカル的なものから発生した商品を真面目に論じているのが、私みたいなオッサンには新鮮。2011/06/15

メタボン

9
☆☆☆ 語り口は面白いのだが、肝心の内容はタイトルとは違って、表層的で狭い範囲の産業論であり、ちょっとがっかりした。クールジャパンがもてはやされること自体は私も共感できるが、その深奥にどのようなタネがあるのか、そのタネについてしっかりと書いてほしかったと思う。されど「きゃりぱみゅ」「AKB」「ももクロ」に代表される最近の日本のエンタテイメントは勢いがある。そういった点で「オタク」を大事でユニークなものととらえる筆者の視点はなかなか良かった。2014/11/20

おらひらお

6
2010年初版。あまり認知されてこなかった日本の強みを活かそうという本です。痛車は別としても、ユーザーに最終的な仕様を任せる車の存在すべきとの指摘は一理ありそうです。がちがちの世界に生きている人には息抜きに丁度良いかもしれません。ただ、著者の指摘はきちんとしたものつくりが確立しているのが前提になっているような気もします。2012/09/16

暁人

5
日本のオタク文化を、高度な技術力を駆使して産業に発展させよう、という。今風に言えば「日本再生への成長戦略」、となるだろうか。▼「子供だまし+ハイテク技術=大人だまし」。確かにそういうことに日本人は得意そうだ。ただ昔から、外国人から指摘されないと自分たちの長所に気が付かないのが日本人の特徴でもある。▼大人が公共の場でマンガやゲームに興じても違和感のない国、これが実は日本の強みなのかもしれない。2014/06/01

遠藤三春

5
日本独自の文化的背景から、戦略的に商品機能に込められた日本らしさの解析。かな。 正直微妙。しょっちゅう取り上げられている所謂クールジャパン的なものではなく、ツンデレテレビにしても流行った記憶がない物を詳しく書かれてもなあ。全体を通してみても何が言いたいのかいまいちよく分からなかったです。ただツンデレが心理学用語で「ゲイン・ロス効果」というのが個人的に初知識。2011/05/17

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