内容説明
日本の食卓にのぼるのはいまや魚よりも肉。そしてランチに選ぶのは、焼魚定食より牛丼ということが多くなってきた。本書では牛・豚・鶏・羊・猪(イノシシ)・鹿(シカ)・馬から人気のホルモンまで、部位をはじめとしたさまざまな情報や代表的な料理などを紹介していく。肉好きなら一度は食べてみたい熟成肉の話や、最新お肉事情などをまじえながら、肉のおいしさと魅力を再検証していこう。
目次
第1章 肉のおいしさを探る
第2章 牛肉のおいしさを探る
第3章 豚肉のおいしさを探る
第4章 鶏肉のおいしさを探る
第5章 その他の肉のおいしさを探る
第6章 ホルモンのおいしさを探る
著者等紹介
成瀬宇平[ナルセウヘイ]
1935年福島県生まれ。鎌倉女子大学名誉教授。医学博士。小堺化学工業株式会社(食品材料商社)およびコスモ企業株式会社(機内食の製造・搭載)顧問。食に関する著書・共著多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書ニスタ
36
低温で焼いた方がうまいのか。霜降りではない、赤身のうまさの評価をどうすればいいのか。肉のエイジング、熟成とは何か。 という、問いに、この本は答えなかった。 広く浅い一冊。 うまい肉を見つける冒険は、これから、ですね。 ただ、最近の興味は、草食動物の方が、筋骨隆々なのはなぜかという問いに移ってます、気になるー。肉の旨さより、食物繊維の方が、美味いというべきかも。腸内細菌が繊維をタンパク質に作り替えるのか? 真実はいつもひとつ!2020/03/11
ユウユウ
35
ウンチク本としてはわかりやすくて適度に詳しく良かったです。カラー写真が多いのも見てて面白かった。2015/06/26
Kouro-hou
22
科学的お肉の知識集。ページ配分は牛4割、豚3割、鶏1割、羊鹿馬ホロホロ鳥その他大勢でホルモンは専用頁有り。フルカラーで写真図版多数。ミオグロビンの変色、熟成肉の化学変化と種類による過程の違い、主に日本で飼育される肉食用家畜の種類と特徴、BSE後の輸出入の変化や対応策と現状、グレードの分け方などがキチキチに詰められて語られている。具体的な調理法は対象外だが、主な料理の写真は沢山。ひたすら理詰めに語る一方、「うまみのダブルパンチでノックアウトである」と好きな人が書いてるんだなあ、と肉スキーが滲み出ていて良いw2017/09/24
河瀬瑞穂@トマト教司祭枢機卿@MMM団団長
22
まじめに肉の本。グルメとかミーハーとか妙なハイテンションとか無し。マジメに肉の話。解りやすく丁寧に、さらに馴染み薄いウサギや七面鳥の肉にまで言及。これは、雑学本としてかなり好み。2014/09/07
ふろんた
9
★★★2018/06/06