内容説明
「暗読み」とは、真っ暗な寝室で親が子どもに物語を語り聞かせるというもの。子どもは言葉だけを頼りに闇の中に映像を描くことになり、国語力に必要な想像力や論理的思考力が自然と身についていく。本書では、子どもを惹きつける物語の作り方や語り聞かせのコツなど、「暗読み」を実践するためのノウハウを紹介する。
目次
第1章 「絵本の読み聞かせ」から「暗読み」へ
第2章 「暗読み」の実際
第3章 「暗読み」で論理的思考力を養う
第4章 書く力はどう育つのか
第5章 子どもと一緒にお話を作る
第6章 名作を「暗読み」する
第7章 古典は格好のテキストになる
第8章 国語ができる子を育てるための生活習慣
著者等紹介
鈴木信一[スズキシンイチ]
1962年、埼玉県生まれ。横浜国立大学教育学部国語科卒業。現在、埼玉県の公立高等学校に勤務。2007年、早稲田大学文学研究科派遣研究員。「文芸創作は国語学習のゴールではなく、スタート」をモットーに、詩や小説の創作指導に力を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きりみどりぴょん
3
「暗読み」は読み聞かせとは違って、真っ暗な寝床で親がお話を聞かせてあげるというもの。続けてやれば絵が見えないことで子供の想像力が身についていくんだって。やってみると話してやる大人にも想像力、表現力が必要で結構大変なことが分かったけどね。この本でへ~と思ったのが言葉の教え方。いつまでも子ども扱いして優しい言葉ばかりで話すのは語彙を増やす妨げになるということ。未知の言葉との出会いを多くするのが必要なんだって。これは言葉だけじゃなく生活にも、大人子供関係なく当てはまる気がした。2010/12/27
marixtaka
2
特に意識したこともないまま、暗読みは母から私へと受け継がれ、子どもたちの寝かしつけの定番でした。お陰さまで子どもたちも本好きに育ちました。論理的思考力を養うのはこれからも必要かも。2017/02/17
庭木実のる
0
暗読み、孫でもできたらやってやろうっと。2013/10/04
kozawa
0
この著者の主張の繰り返し。いいたいことは分かるんだけど、納得する所もあるんだけど、あやしい主張もあってどうも・・・2010/11/02
kuwagata
0
タイトルに期待し過ぎたか。2010/10/27