ソフトバンク新書
古地図とめぐる東京歴史探訪

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797361926
  • NDC分類 213.6
  • Cコード C0221

内容説明

「東海道は、はじめ東京を通っていなかった」「都会の秘境のごとき渓谷は、どうやってできたのか」「渋谷には城があった」「巨大古墳群が都内に残っている!」「源氏のつくった八幡神社がそこらじゅうにあるのはなぜ?」。古地図片手に、道や史跡、伝承を訪ねれば、知られざる土地の姿と歴史が浮かび上がってくる。自転車・GPS・デジカメを駆使したフィールドワークを続ける著者が、東京の再発見に挑むガイド書。

目次

第1章 道を訪ねて―初代東海道は、東京を通っていなかった
第2章 土地を訪ねて―地形がつくっていった歴史とは
第3章 城跡を訪ねて―江戸城とたくさんの城
第4章 古墳を訪ねて―今は寺か神社か、公園か
第5章 人物を訪ねて―東京に名を残した武将たち
第6章 物語を訪ねて―伝説と伝承から浮かび上がる東京

著者等紹介

荻窪圭[オギクボケイ]
1963年愛知県生まれ、東京農工大学工学部数理情報工学科卒業。デジタルカメラやiPhone、iPad、Macを中心とした分野に造詣が深く、フリーランスライターとして各種メディアに寄稿している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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獺祭魚の食客@鯨鯢

24
今でこそメトロポリスである東京は古代から中世まではさびれた荒廃地でした。海岸線が今より内陸寄りだったことから武蔵国の国府は今の府中市でした。それより古代は古墳が残されている場所から推定すると、南武蔵(大田区田園調布付近)か北武蔵(鴻巣市付近)にその本拠地があったと推定されています。 ヤマト王権が目まぐるしく遷都したように、地方国である武蔵国の中心地もその時々の権力者同士の勢力の拮抗により大きく変遷したようです。 古地図を基にいにしえに想いを馳せる時、とてもロマン溢れる気持ちになります。2019/03/17

RASCAL

18
歴史好き、ジョギング好きなもので、この手の本は大変に参考になります。さて、次はどこを走ろうか。2017/04/01

伊田林 浮刄

17
★★☆☆☆著者は元々カメラ関係のフリーライターさんで古地図が趣味という方。テーマを道・土地・城跡・古墳・人物・物語にわけてタイトル通り古地図と一緒に都内をめぐる。時々話し言葉が混じったり「○○○に違いない(たぶん)」といったゆるゆる風味「今の川崎あたりが発祥の河崎氏が大和市の高座渋谷駅界隈に領地をもっていたが東京に移り住んだのでそこを渋谷と呼んだ」とか全く興味のない人には「だからどうした」ってことばかりだけど僕的にはとても好物なカテゴリーでした2016/01/19

moonanddai

8
確かに昔(今でもそうだろうけど)京浜線で王子あたりを通ると飛鳥山が崖のようにそびえていた光景が思い出されます。今でいう、というかタモリ風に言えば「ヘリ」なんですね。「ヘリ」は面白いと何度も聞かされますが、確かに神社、仏閣があり、城があり、古墳までが「ヘリ」にあることがよくわかります。これもかつて、日比谷公園なんかを散歩していたら、「江戸の成り立ち」みたいな展示がありました。それを見て皇居というか江戸城は水際の「ヘリ」にあることがわかります。時間がなかったのが残念です…。2019/06/02

kuwakuwa

1
前半の、地形と歴史を絡めた解説が楽しかった。極端に言うと身の回りの世界を見る目が変わる。自分が暮らしている土地に関して詳しい知識があると楽しめることがあると気づいた。皆が素通りしてることに気づける幸せがあるというか。。。後半は神社ばっかり出てきてお腹いっぱいに。。。2015/11/20

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