内容説明
戦乱の時代には激闘の舞台となった城は、今では都市における癒しの空間であり、観光地としても大変な人気を集めている。城は歴史の証言者であり、真実を解明しうる重要なアイテムだ。城を巡っているとさまざまな発見や感動が得られ、歴史のロマンに想いが募るだろう。本書では城好きの視点から、城巡りの入門書として城の歴史や構造を概説。実例を挙げながら、城を正しく、そして楽しく探査する方法を紹介していく。城好きや歴史ファンのための城巡りバイブル。
目次
第1章 天守から見る城の歴史と現状(城と城跡の相違は天守の有無だった;美意識の結晶としての天守 ほか)
第2章 天下人の城を探る(戦国争乱と覇者たちの城;信長の城―大胆不敵な本拠移動戦略 ほか)
第3章 城の正しい見方(城の分類方法 平山城は意味不明;なぜ城郭用語はわかりにくいのか? ほか)
第4章 城巡りの楽しみ方(縄張図の読み方;縄張図の集め方 ほか)
第5章 百名城を極める(検証「日本100名城」;本当にこれが100名城? ほか)
著者等紹介
外川淳[トガワジュン]
1963年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部日本史学専修卒。歴史雑誌の編集者を経て、歴史アナリストに。中世から近代の軍事史を得意分野とする。歴史ファンとともに古城や古戦場をめぐる「歴史探検倶楽部」を主宰。日本全国の台場と銭湯を巡り歩くのもライフワークとしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Koba
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城の見方や歴史について、分かりやすく解説してある。城巡りの楽しみ方の写真で、額の大きな男性が写っていた。そのキャプションに、露出する頭皮を守るためにも帽子着用の方が好ましかったとの記述があり、クスッとしてしまった。2014/05/08
onepei
0
タイトルと中身がちょっとずれてると思う。ところどころイヤなところがある。「コラボ」って。2010/12/29
hokuto
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ちとツッコミを入れてみたいトコロもあったりしましたが、観光ガイドブックのお城めぐりから一歩入り込みたい人にはいいかも? 私には物足りなかったですが。2010/12/12