内容説明
『般若心経』は「智慧」のお経です。病気になれば、病気のまま楽しく生きることを教えるのが般若です。貧乏であれば、貧乏を楽しみながら、幸せに生きることを教えてくれるのが般若の智慧です。心豊かになる般若心経の本。
目次
第１部 不思議・不思議の般若の智慧（ひろさちや）（奴隷解放運動のすすめ；彼岸に渡るための智慧を磨く方法）
第２部 幸せを呼び込む般若の心（阿純孝）（苦から始まる人生に立ち向かう智慧；「縁」により成り立つ世を見とおす智慧；守れない戒を守るための智慧；自分の中の仏に会いにいくには；般若の智慧は、自由な心を私たちにくれる；内なる旅もまた、巡礼の旅）
著者等紹介
ひろさちや［ヒロサチヤ］
１９３６年（昭和１１年）、大阪府生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業。同大学院人文科学研究科印度哲学専攻博士課程修了。６５年から８５年まで気象大学校教授を務める。教員生活の傍ら、「ひろさちや」のペンネームで平易な言葉で多数の仏教思想を執筆し、一般の人々に仏教を身近な物として再認識させた
阿純孝［オカジュンコウ］
天台宗宗務総長。圓融寺住職・圓融寺幼稚園園長・千妙寺潅室貫主。１９３７年東京生まれ。早稲田大学文学部東洋哲学科卒業。同大学院修了。現在、東京都区内最古の木造建造物である釈迦堂で知られる目黒区の圓融寺住職。茨城県の名刹千妙寺の潅室貫主を兼務。宗務所長一期、宗議会議員一期を歴任（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ぱんにゃー
78
【もうこりた】 どんどんエスカレートしていき、際限なく追い求め続けなければいけない幸福には、もう懲りた。 『忘己利他はまさに般若の智慧』 （単に語呂合わせしたかっただけです(笑)）2015/08/08
Jacard
1
ひろさちやさんに期待して読んだら、メインはもう一方の人。ちょっと裏切られた気分（事前にチェックすれば良かった話だけど）。著者らの信仰信が私には厚過ぎるからなのか、腑に落ちない部分も。"日本人は皆奴隷だ"ってつかみからイマイチ。／手術をひかえた子どもから「死んだらどうなるの？」と問われたエピソードには考えさせられた。死んだらおしまいだと思ってるけど、こうなると安心のエピソードが要るなぁ。／(差別的だといわれる)「小乗仏教」という単語を普通に使っているのは何故。2021/08/12
さるきち
0
読めば読むほど難しいなあと感じてしまうのは、人間ができていないからなのか。でも、「ちょっとだけ仏」という提案を読んで、ほっとした。その「ちょっと」を積み重ねていけばいいのだ、という気持ちくらいでまずは取り組んでいきたい。とはいいつつ、通勤電車で自分の前の席だけがずっと空かないときなんかは、人をうらやんだり何でという気持ちになったりしてしまうのはなんとも。妻は席が空かないのが普通で空いたらラッキーくらいにおもっているわよ、って、こちらの方が悟りが近いか。2017/09/27
