内容説明
家の庭や公園、道端、街中、荒地、野山などで色とりどりに咲き乱れ、私たちの目と心を楽しませてくれるステキな花たち。本書は日本の四季を彩る野の花たちの魅力を、超美麗イラスト&写真とともに解説していきます。
目次
第1章 お庭と畑の居候―庭と畑編
第2章 密航者たちの横顔―帰化植物編1
第3章 むかし貴重種、いま雑草―帰化植物編2
第4章 熱い抱擁と下心―ツル性植物編
第5章 不思議な名前のそのワケを―道端、荒地、草地編
第6章 森の名工、芸術家―雑木林、公園、低山地編
著者等紹介
森昭彦[モリアキヒコ]
1969年生。サイエンス・ジャーナリスト。ガーデナー。自然写真家。おもに関東圏を活動拠点に植物と動物のユニークな相関性について実地調査・研究・執筆を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チャーリブ
35
最近街中でやたらポピーの花が咲いているなあと思って調べてみると、それはナガミヒナゲシという、1961年世田谷で発見された「密航者」らしい。ポピー似の可愛らしい花を咲かせるのだが、わずか60年の間に爆発的に繁殖して「特定外来生物」に指定されるのも時間の問題だそうだ。あとはタカトラノオが北米でクズ、スイカズラに続いて野生化して増えつつあるとか。そういった身近な野草に関するホットな情報とユーモラスな解説が楽しい一冊。野草の写真と基本情報も要を得ていて同定にも役立つ。○2022/05/16
たか
2
サイエンスアイ新書たまに読んでいます。今回はこちらを。2018/07/20
ぷくらむくら
2
書を捨てよ、野に出よう。・・・ただし、この本は抱えて行こう。2011/12/25
mahisyo
2
雑学本といわれれば、そうかもしれないが、ポケット図鑑と同等の植物情報と、おもしろい読み物つきで、図鑑より断然お買い得。巻末索引付き。2010/06/28
才谷
1
ある植物が食べられるかどうかは食べてみて異常がないかおいしいかおいしくないかで判断できる。しかし、その植物に薬効があるかどうかなど昔の人はどうやって発見したのだろう真に不思議である。2016/12/02