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10大戦国大名の実力―「家」から読み解くその真価

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  • サイズ 新書判/ページ数 215p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797355857
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C0221

内容説明

下剋上の時代にあって、次々と日本各地に登場した戦国大名。彼らはどのように組織を統率し、乱世のなか、天下を目指したのか―。本書は、伊達家、佐竹家、上杉家、北条家、武田家、織田家、斎藤家、毛利家、長宗我部家、島津家を取り上げ、豊富な成功と失敗の事例を分析していく。そこからは、現代の人や組織がサバイバルするためのヒントも多く得られるはずだ。

目次

第1章 地方勢力の栄光と悲哀―伊達家
第2章 動乱の中でいかに立ち回るか―佐竹家
第3章 カリスマの功罪―上杉家
第4章 築き上げた組織力がもたらしたもの―北条家
第5章 名門の長所と短所は背中合わせ―武田家
第6章 後継者の実力で組織の命運は決まる―織田家
第7章 下剋上の行く末―斎藤家
第8章 組織を守るために何をすべきか―毛利家
第9章 イノベーションの遅れは致命傷―長宗我部家
第10章 リーダーシップはどうあるべきか―島津家

著者等紹介

榎本秋[エノモトアキ]
1977年、東京都生まれ。WEBプランニングやゲーム企画に携わった後、書店員などを経て、現在は著述業。歴史からライトノベルまで幅広い領域にて執筆活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YOS1968

12
戦国時代を「家」から考える視点でとらえた良本。やや歴史ブームでデフォルメされた戦国武将の物語を整理する上では、ほっとする本である。2012/02/16

あらあらら

10
早雲と道三は司馬遼太郎が作り上げたものに引きずられつつも別の説も触れている。最初に伊達をもってくるところはダテじゃないか2014/11/18

maito/まいと

6
戦国時代の数多ある大名家から10家をピックアップし、特定の人物ではなく、その家が培ってきた歴史や思想、決断や組織を分析・解説していく一冊。特定の人物(織田家であれば信長、伊達家ならば政宗)が注目されがちな戦国時代において、家(組織・集団)を取り上げる本は意外と珍しく貴重、かつ平易に書かれているので読みやすく興味がわく構成になっている。家という観点で行けば、豊臣家が取り上げられないのは頷けるが、せっかくだから徳川家も取り上げて欲しかったなあ。2012/02/07

6
1家約20ページ前後で衰退をまとめたところは天晴れ。織田がつき 羽柴がこねし 天下もち 座りしままに 食うは徳川 を思い出しました。信長があと1年長く生きていれば天下は彼のものだったかもしれない。毛利元就も織田信長という存在がいなければ、天下の覇者といわれていたかもしれません。地盤が良ければよき天下人と呼ばれそうな人さえいます。人間完璧じゃないと言いますが、そう言われれば完璧な天下取りした人なんていませんね。2010/11/03

うどん

5
大名を家に着目して解説してあるので、特定の戦国武将だけでなくその家の出自や隆盛を広い目で理解できた。たまに大名家を会社にたとえてるのが私としてはちょっと寒いかも。2013/05/18

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