内容説明
世界的経済危機で未曾有の雇用不安に襲われる中、厚生労働省の元キャリア官僚が、5年先の雇用情勢のシナリオを提示。人口減少・高失業率社会となり、日本経済が減退する下、個人ならびに国はどう対処すべきか。高失業時代の深層を解明し、雇用不安のアリ地獄を抜け出す策を明快に説く。本当の雇用危機はもうすぐやってくる。
目次
序章 あっという間にリストラ・倒産の時代
第1章 なぜ人口は減少するのに失業率は高まるのか?
第2章 派遣切りがもたらす非正社員制度の危機
第3章 正社員と企業を取り巻く環境
第4章 雇用を巡って多様化する日本企業
第5章 政府に求められる政策とコンセンサス形成の重要性
著者等紹介
中野雅至[ナカノマサシ]
1964年奈良県生まれ。88年同志社大学文学部卒。89年大和郡山市役所入所、在職中に国家1種行政職試験合格。90年旧労働省入省、ミシガン大学公共政策大学院に留学、新潟県総合政策部情報政策課長、厚生労働省大臣官房国際課課長補佐(ILO条約担当)を経て、公募により兵庫県立大学大学院応用情報科学研究科准教授に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。