ソフトバンク新書<br> 頭がよくなる思考法―天才の「考え方」をワザ化する

電子版価格
¥770
  • 電書あり

ソフトバンク新書
頭がよくなる思考法―天才の「考え方」をワザ化する

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B40判/ページ数 211p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797353761
  • NDC分類 141.5
  • Cコード C0295

内容説明

私たちは、親や教師、書物などから教わることを通じて、「自分の考え方」というものをつくってきました。これを「思考のワザ」といいます。頭のよさとは、そうした思考のワザが多彩で、深く、独創的だということなのです。では、思考のワザを鍛えるには、どうすればよいのか?それは、歴史上の偉人や天才の考え方を自分の思考パターンに取り入れるのが一番です。本書では、フッサールの「現象学」とヘーゲルの「弁証法」を題材に、7つの思考のワザを紹介しています。

目次

第1章 もれなく考える技術―無意識の思考を全部「意識的」に切り替える
第2章 やわらかく考える技術―発想のうまい人は「まてよ?」が必ずうまい
第3章 広く考える技術―相手の立場に立てば「自分」が見えてくる
第4章 大きく考える技術―「バルコニーに上がる」だけで知性は変わるのだ
第5章 深く考える技術―ノーをプラスに変える「生産的な対立法」
第6章 論理的に考える技術―感情を「隔離」しながら正解を組み立てる
第7章 独創的に考える技術―他人の頭を使って「自分の限界」を突破せよ

著者等紹介

齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に『声に出して読みたい日本語』(草思社、毎日出版文化賞受賞)、『身体感覚を取り戻す』(NHKブックス、新潮学芸賞受賞)など多数。NHKテレビ『にほんごであそぼ』総合指導。小学生向けセミナー「齋藤メソッド」主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うりぼう

77
現象学と弁証法の本。前半の4章が「見方」を変える技術。後半の3章が「考え方」を変える技術。見方の本質は、好奇心や関心を持つ心を失わないこと。考え方の本質は、反論や否定を受け入れ、そこから「次」を産み出すことをあきらめないこと。そのためには、身体感覚を大切にしたり、身体がリラックスすることが重要。田坂広志氏の「使える弁証法」が歴史的らせんを廻すなら、この本は思考のらせん的発展を説く。後半の3章は「否定」を受け入れることの繰り返し。氏は、日本の「和をもって貴し」が「話を尽くして尊し」と発展することを切に願う。2011/01/31

ニッポニア

49
図にできるぐらいに自分の中で消化しているというわけで、齋藤先生はこういう技を言葉にするのが上手ですね。すなわちその秘密が図化。以下メモ。各地の神話は底で結局繋がっていて、それは人間の思考が作り出したものであるから。言葉をぐるぐる囲うと印象に残る、言葉をもの化する。筋道を上から一望する。出版する本のタイトルは30ほどの候補の中から選ばれている。コントロールできる未来に向かって努力する。手を動かすと頭も攻撃的に働き出す。わかったことより、何がわからないかを示す。価格は比較が作る。砂時計、意外と有効。2023/02/18

morinokazedayori

17
★★★先入観にとらわれずに物事を見る「現象学」と、否定や矛盾を取り込んでさらに高みを目指す「弁証法」を、自分の思考のワザとすることを推奨する本。理論的な深みには欠けるが、著名人のエピソードを用いた具体例を多用し、噛み砕いて何度も繰り返し説明されているので、分かりやすい。2019/09/15

ロア

13
再読。適当な季語の後に「根岸の里の侘び住まい」を付けると素敵な俳句になって、さらにその後に「それにつけても金の欲しさよ」を付けると台無しになってしまうってのが面白かった。心に響いたのそこ?!って自覚、大いにあります(。 ・`ω・´)キリッ2016/01/06

たか

12
またまた齋藤先生の本 新しいことの発想のしかたなんかが参考になった 常識や思い込みなんかをもたないで柔軟にいろんなことを考えたい 個性は変えられないが能力はかえららる 勉強になった 当たり前のことを当たり前に しかし徹底的に いろいろな例がわかりやすいよい本やった さすがや2016/01/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/449502
  • ご注意事項