ソフトバンク新書 対人力―人生を成功に導く「合気」の極意

塩田 泰久【著】

ＳＢクリエイティブ（2009/05発売）

• サイズ 新書判／ページ数 198p／高さ 18cm
• 商品コード 9784797353624
• NDC分類 789.2
• Cコード C0295

内容説明

身長一五四センチ・体重四六キロと小柄ながら、身長一九〇センチ・体重一〇〇キロを超すロバート・ケネディ米上院議員の屈強なボディーガードを、一瞬で倒したことでも有名な合気道の神様、故・塩田剛三。その息子にして塩田合気道の継承者である著者が、息子しか知りえない剛三の数々の言葉を下敷きに、人生を大成に導く極意を説く。逆境やピンチをことごとくはねとばした不世出の名人だけに、その言葉はすべてに通じる学びや気づきの連続。

目次

序章　合気道の師・人生の達人としての父・塩田剛三
第１章　相手の力を利用せよ
第２章　自分を殺しにきた相手と友達になれ
第３章　合気道でわかる人間の本当の強さ
第４章　信念の力
第５章　心と身体使いの極意
第６章　小よく大を制す

著者等紹介

塩田泰久［シオダヤスヒサ］
合気道養神館館長・宗家。１９５２年生まれ。合気道の達人、塩田剛三の息子で１３歳のときから合気道修行。７６年中央大学経済学部卒業後、合気道養神館にて、大学、警察、企業、各種団体と、広く合気道普及活動を行う。８１年より３年間、イギリスに在住し、海外における合気道普及の基盤をつくり、現在は欧米・アジア・オセアニア・ロシアなど世界各国に日本の精神を広めている。９４年に剛三が他界すると、後継者として合気道の指導に当たるとともに、父の偉業を世に伝えるため、著作活動を行っている。日本テレビ『たけし・さんまの世界超偉人伝説』『人生が変わる１分間の深イイ話』などテレビ出演も多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[はるわか]

相手の力と同化する。間合いを把握する。隙を見せない。他人の一挙手一投足も見逃さない。相手の気持ちを読む。相手の怒りをまともに受け止めない、一歩引いて冷静さを保つ。相手の敵意をなくす。まっすぐ立つ力(中心力）を鍛える。礼をする態度で本気度がわかる。真に強い人は他人に優しい。内に秘めた自尊心を持て。素直にものを言えるようになれ。言いたいことを言われる人間になれ。自分をさらけだせ。苦悩や不安を抱え自分をどう律するか。忙しくするように努める。重心の低さが心の安定を導く。理解したと思ってはいけない。【脱力と集中力】

2020/07/20

[bookmarkn]

武道を通じてただ強くなるだけでなく、 そこから人間関係をより豊かに、つまり人生の成功者と なるヒントが満載です。 それも机上の空論ではなく、著者が身をもって、体得されたことを 書かれているのでとても説得力があります。 「自分を殺しに来た相手と友達になること」が合気道の最強の技と 文中にありました。幕末の偉人、勝海舟も合気の達人だった のではと思いを巡らしました。幾度と殺し屋に対面していますが 全て手取り、もしくは話術だけで、一度も刀を抜かなかったと 自伝「氷川清話」で述べられています。

[割田菜枝]

「自分を殺しにきた相手とも友達になれる」ほどの人格と実力を持つ。そのために必要なのが間合いであり、余裕であり、脱力であり、中心力なのだと。実体験から出た話は得るものが大きいです。

2009/06/10

[けんちきまる]

基本の繰り返しが非常に重要であることを再確認させられました。あと、「呼吸を止める瞬間の力を使用して技をかけろ」という文をみて今までの謎が少しづつ解けつつあります。脱力は、本能に反するにで訓練が必要。いい本でした。3/8から

2010/03/10

[ジョニー出ッ歯]

人間関係を合気道で固めた本。相手の懐に入り込むは自分の中で名言。

2009/11/16