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余命半年―満ち足りた人生の終わり方

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  • サイズ 新書判/ページ数 279p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784797352368
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C0295

内容説明

「あなたの余命は半年です」―もし、あなたが突然そう宣告されたら、どうするだろうか?半年の間に、やるべきことをすべてやり、心にも折り合いをつけて、最期を迎えることができるだろうか?何もせずともテレビドラマのような穏やかで、満ち足りた最期が迎えられればよいのだが、実情はそう甘くはない。本書では、終末期に欠かせないツールである「緩和医療」の説明から、病前・病中・病末期の心得、そして死の心得について等、臨床経験豊富な終末期医療の実践家が「満ち足りた人生の終わり方」を指し示す。

目次

序章 余命半年の真実
第1章 緩和医療とは何か
第2章 病前(健康時)の心得
第3章 病初期・病中の心得
第4章 病末期の心得
終章 死の心得

著者等紹介

大津秀一[オオツシュウイチ]
1976年生まれ。茨城県出身。岐阜大学医学部卒業。緩和医療医。日本消化器病学会専門医、日本内科学会認定内科医、日本尊厳死協会リビングウィル(LW)受容協力医師、2006年度笹川医学医療研究財団ホスピス緩和ケアドクター養成コース修了。内科専門研修後、日本最年少のホスピス医(当時)として京都市左京区の日本バプテスト病院ホスピスに勤務したのち、平成20年5月より東京都世田谷区の松原アーバンクリニックに勤務し、入院・在宅(往診)双方でがん患者・非がん患者を問わない終末期医療の実践を行っている。今までに受け持った入院患者はすでに1000人を超え、最期を看取った患者さんは数百人に上る。常に最前線の医療現場に身を置き、日本の終末期患者の多くが満足のいく症状緩和の医療を受けていない実態と、それに伴い最期まで苦しみ続ける患者さんたちの姿を目の当たりにする中で、緩和医療をもっと医療者と一般の方に広めなくてはいけないとの決意のもとに、現在多数の終末期患者の診療に携わる一方、著述・講演活動を通じて、緩和医療や死生観の問題等について広く一般に問いかけを続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

5
人それぞれ大切にする物は違う。それは何も悪いことではない。しかし、どのような人であれ苦しい状態が続くのは避けるべきであるというのは異論を持たないだろう。ペインコントロールは様々な誤解を持たれがちであるが、よく生きるためには必要なものなので正しい知識を持つ必要がある。2016/09/27

坊っちゃん

0
★★★2017/07/06

かなもー

0
この著者の本は他にもかなり読んでいて、なかでもこれは非常に丁寧に読みやすく簡潔にまとめられている一冊。包み隠さず本当のことを伝えてくれていると感じる。2014/09/09

totoroemon

0
大津先生個人的に知っていますがこの通りの人です。この先生に追いつきたいです。2013/12/15

rista99

0
2009/7/18購入。買った時は鬱状態だったので短絡的かつ直接的な発想で入手したが、精神的に安定を取り戻した現在では前向きな気持ちで読むことが出来た。本書では緩和医療の効果と限界が詳述されている。重要なのは、緩和ケアをもってしても死の間際には正常な意識は保つことは出来ず、ドラマのような死の瞬間は現実にはないということ。だからこそ、死をタブー視せず自分の死について元気なうちから考え、1日1日を「かけがえのないもの」と思い精いっぱい生きることが大切になる。本書を常に傍らにおき、自堕落な自分への戒めとしたい。2013/07/03

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