出版社内容情報
いま、盛んに後期高齢者問題が取りざたされている。国の最高機関である国会の場では、高齢者を、こともあろうに「うば捨て山」と言ってしまう始末。高齢者は、これからもますます増加することになるが、年寄りを後期高齢者とネガティブにとらえるのではなく、"好期"高齢者と前向きに捉える必要がある。自分の好きなことが生きがいとなり、生涯現役で活躍できる、元気で前向きな高齢者の時代を現実のものにしている徳島県上勝町。その仕掛け人であり、現場を知り尽くしている著者だからこそ語れる、机上の空論ではない生きた実学、高齢者問題の具体的処方箋。
内容説明
朝起きてもやることがない。だから顔見知りが集う病院に行く。すると病院が「談話室」と化す。これが医療費増大の一面である。こうした負の循環を断つには、高齢者が自ら稼ぐ「産業福祉」の仕組みづくりが必要だ。生きがいになる仕事があれば、健康を維持しつつ収入も得られる。高齢者は納税者となり、医療費は減少。「老後」は「明るい将来」となる。人口の約半分が高齢者の町で「葉っぱビジネス」をおこし、“好期”高齢者の社会を実現した著者が、二十数年かけて培った生涯現役社会のつくり方のノウハウを公開する。
目次
第1章 年金受給者から納税者に
第2章 高齢化しても医療費は少なく
第3章 高齢者は「うば捨て山」ではない
第4章 老後を将来に
第5章 認知症予備軍から数字に強い高齢者へ
第6章 高齢者とパソコン
第7章 高齢者が自立できる環境づくり
著者等紹介
横石知二[ヨコイシトモジ]
1958年徳島市生まれ。79年徳島県農業大学校園芸学科卒業後、上勝町農協に営農指導員として入社。86年つまもの商品「彩」を開発・販売、91年特産品開発室長。96年上勝町役場産業課に転籍し、99年第三セクター「株式会社いろどり」取締役。2005年同社代表取締役副社長。02年アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー日本大会特別賞受賞。03年日本ソフト化大賞受賞。07年地域活性化担当大臣から「地域活性化伝道師」に、経済産業大臣から「地域中小企業サポーター」に、内閣官房および経済産業省から「地域産業おこしに燃える人」に、ニューズウィーク日本版で『世界を変える社会起業家100人』に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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