内容説明
鳥インフルエンザ、エボラ出血熱、マールブルグ出血熱、SARS、エイズ、―人の命を奪うこれらの恐ろしい病気は、ウイルスが原因です。本書では、殺人ウイルスの正体、ウイルスと闘う研究の最前線、人の体がウイルスを撃退する免疫の仕組み、細菌を病原菌にしてしまうバクテリオファージ、植物を襲うウイルス、そして、なぜウイルスは存在するのかを解き明かすRNAワールドまで徹底解説します。
目次
第1章 殺人ウイルスの台頭
第2章 ウイルスの正体を探る
第3章 ウイルスに対抗する人の知恵と能力
第4章 細菌に感染するウイルス「バクテリオファージ」
第5章 植物に襲いかかるさまざまなウイルスたち
第6章 ウイルスとRNAワールド
著者等紹介
畑中正一[ハタナカマサカズ]
1933年、大阪府生まれ。1958年、京都大学医学部卒業。1963年、京都大学大学院医学系修了(医学博士)。京都大学ウイルス研究所所長、塩野義製薬医科学研究所所長、同医薬研究開発本部長、塩野義製薬代表取締役副社長などを歴任。京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文章で飯を食う
5
イラストが意味が分からない。理解の助けになっていない。内容はものすごく盛りだくさんで、おもしろかった。入門用には難しいかも。2013/10/14
ぷくらむくら
2
分かりやすく書いてくれているんだろうが、よくわかりませんでした。(:_:)2009/06/10
k5
1
中身はわりと普通ですが、この扇情的なタイトルと、アメコミ風の絵はなんなんでしょう?2018/03/17
Large
1
これから薬学を学ぶにあたり,代表的な感染症やウイルスについての基礎知識のほか,人体においての免疫システムの大まかな仕組みを理解することが出来ました。2013/04/06
raimu
1
イラストがいちいち大げさで不要な図も多かったように思うが、内容はわかりやすく面白かった。この本のメインである殺人ウイルスの話よりも、第五章「植物に襲いかかるさまざまなウイルスたち」にでてくるサテライトRNAやウイロイドの話のほうが興味深かった。ここらへんの話をもう少し他の本で勉強してみたい。2011/09/13