内容説明
“喋りの職人”を自負する著者が、伝える技術の磨き方を説く全50編の箴言集。口下手の人、自分の意思をうまく伝えられない人など、物事を口で表現することにストレスや悩み、苦手意識を感じている人が、それをどう克服するかを具体的に説く。大切なのは、自分の伝えたいことを確実に相手に伝えること―そのためには話の途中で言葉がつかえようが、噛もうが、相手に物事を伝えるという言葉本来の役割を愚直に全うすることが鍵となる。
目次
まずは人真似から
話すことの究極は聞くこと
トス上げ上手
日本語にアンテナを張り巡らす
豊かな表現法
正しい日本語と俗語的な日本語
使えない言葉と使わない言葉
活字に触れて語彙を増やす
小説のご利益
短い喋り〔ほか〕
著者等紹介
山中秀樹[ヤマナカヒデキ]
1958年広島市生まれ。81年早稲田大学第一文学部卒、同年フジテレビ入社。フジテレビを代表するアナウンサーの一人として報道からバラエティまで幅広く担当。アナウンス室専任部長として、後輩のアナウンサーに厳しい熱血指導を行った。2006年フジテレビを退社し、フリーに。(株)タイタン所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
odaken
3
伝えたい側のことを考えないと、自分の伝える技術は育たないと思います。2010/03/22
Humbaba
1
何事も練習しなければ能力は伸びない。物事を伝える医術にもそれは言える。自分から伝えたい事を話していくことで、能力は磨かれていく。2010/03/26
タリぃ
0
「さ」と「ら」行が発音しにくいというのは初耳でした。読みやすくて、良かったです。2016/08/08
ura2wa
0
話し方は鍛えればなんとかなるものなのか。鍛えよう。2013/04/26
Humbaba
0
自分の言いたいことを正確に伝えるというのは,なかなか難しいことである.例えそれを仕事にしているアナウンサーであっても,充分な練習をつまなければなかなかできることではない.まして,普段からそれを行なっていない一般人は,より一層準備が必要である.2012/03/19