内容説明
生物の進化や歴史には、実にさまざまなことが起きている。しかし、それを知るには、いったいどうすればよいのだろうか。タイムトラベルが不可能である以上、現在までに判明しているデータから過去を復元するしかない。ではその方法とは?垣間見えてくる生物進化の歴史とは?系統学と分岐学を中心に、遺伝学、形態学などを絡めながら、おもしろおかしく展開していく。
目次
第1章 クジラは昔、カバだった!?(データで語る進化の新事実!証拠の力が仮説の運命を決定づける;失われたデータを過去から見つける;一部から全体を推論する;不可能の予測はなにを示す?)
第2章 特別を見つけよう!(最古の鳥が空を飛ぶ;新しいデータが仮説を変える;カウディプテリクスは鳥だった?)
第3章 手がかりを探せ!(燃え落ちる世界;見せかけの衰退;かけらも手がかり)
第4章 よりよい仮説を求めて(バージェスの世界;違いますといわれても;もう少し突っ込んだ話を)
著者等紹介
北村雄一[キタムラユウイチ]
1969年長野県生まれ。日本大学農獣医学部卒業。フリージャーナリスト兼イラストレーター。深海生物から恐竜、進化まで、幅広い分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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