内容説明
身体の仕組みを理解するために分子のレベルで生物を見れば、遺伝子組換え食品を嫌ったり、BSE疑惑の米国産牛肉を嫌ったり、あるいは血液型と性格や思考パターンに関連があると思っていたことが、誤解であることに思いいたるはず。バイオテクノロジーの成果を、トピック中心にやさしく図解で解説する。
目次
第1章 生命科学の基礎(マクロな生物学―生物とは何なのか;分子生物学の基礎と細胞生物学;ミクロな生物学―遺伝子の一生;具体的な遺伝子の構造)
第2章 バイオテクノロジー(基礎的なバイオテクノロジー;植物のバイオテクノロジー;動物とヒトのバイオテクノロジー)
著者等紹介
芦田嘉之[アシダヨシユキ]
1961年、京都府生まれ。大阪大学大学院理学研究科博士(後期)課程途中退学。博士(学術)。徳島大学歯学部助手を経て広島大学大学院理学研究科助手。呉工業高等専門学校非常勤講師。研究分野は、ガンの転移・浸潤、植物のストレス応答・防御機構など。現在、これらを統合した研究を模索中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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CCC
6
優しく教えているが易しくはない。ふわっとした説明や雑学的な話で終わるようなノリではなく、遺伝学の基礎をやっている感じ。2021/02/10
タイムアウト
2
植物にはむざむざ外敵に食べられないように生体防御としての毒をもつものがいる。植物由来の食物の摂取が人の発がんの原因の3分の1を占めているはこういった毒の影響があるのだそう。 自分の予備知識が乏しかったので自分も2章前半の遺伝子解読でこんがらがりました(汗)2012/09/11
きょ
1
図書館で借りて、返却期限が差し迫っていたので軽く読み流しましたが、ごちゃついていた知識が少しまとまったので復習にはなりました。仕事柄分かっていたら強い分野なので、もう一回一章熟読して再定着させたいです。2014/05/24
ぷくらむくら
0
遺伝子解読の途中で挫折(;_;)2008/05/13