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SB文庫
急に売れ始めるにはワケがある―ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則

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  • サイズ 文庫判/ページ数 357p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784797338126
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C0134

内容説明

ヒットを作るには、膨大な予算が必要―というわけではありません。小さな変化が大きな結果を生むのです。本書は流行現象を口コミによる感染ととらえ、そのメカニズムを説き明かします。「少数者の法則」「粘りの要素」「背景の力」は、マーケティングに興味を持つ人には、必須の知識。先見性あふれる『ティッピング・ポイント』、待望の文庫化。

目次

はじめに ティッピング・ポイントとは何か?
第1章 爆発的感染、その3原則―ティッピング・ポイントへ至る指針
第2章 「80対20の法則」から「少数者の法則」へ・原則1―感染をスタートさせる特別な人々
第3章 粘りの要素・原則2―情報を記憶に残すための、単純かつ決定的な工夫
第4章 背景の力・原則3―人の性格に感染する背景
第5章 「150の法則」という背景―人の行動に感染する効果的な集団の規模
第6章 商品はどのようにして感染するのか?・Case study1―エアウォーク社の販売戦略から学ぶこと
第7章 自殺と禁煙・Case study2―ティーンエイジャーの感染的行動の謎を探る
第8章 ティッピング・ポイントを押せば世界は傾く―焦点をしぼること、実験すること、そして信念を持つこと

著者等紹介

グラッドウェル,マルコム[グラッドウェル,マルコム][Gladwell,Malcolm]
『ワシントン・ポスト』紙のビジネス、サイエンス担当記者を経て、雑誌『ニューヨーカー』のスタッフライターとして活躍中。処女作である『急に売れ始めるにはワケがある』は、世界的な大ベストセラーとなった。イギリス生まれ、カナダ育ち。ニューヨーク市在住

高橋啓[タカハシケイ]
1953年生まれ。早稲田大学文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

39
「背景の力」の章にはとても共感しました。当方も「性格」に関しては「変えられる」「変えられない」「変える必要はない」など巷間多くの議論があると思いますが、こと「性格」については“性格とはむしろ、習慣や志向性や関心の束のようなものであり、それぞれにゆるやかに結ばれ、時と場合にと背景しだいで変わる・・・(p221)”という記述に同感です。2018/05/12

ehirano1

35
「売れるメカニズム」の一要因が「Tipping point」で、それに係る役者は「コネクター」、「メイヴン」、「セールスマン」。そしてそこには「パレートの法則」「150の法則」「粘りの要素」「背景の力」等が関与する、と。予想はしていましたが複雑ですね。しかい興味深いです。2017/07/15

KAKAPO

32
『ソーシャルインフルエンス:本田哲也、池田紀行』を’17/5/27に読了後、読みかけだった『原題:The Tipping Point』を見つけ出して読了した。『ヤバい経済学』『0ベース思考』など、スティーヴン・レヴィット,スティーヴン・ダブナーの著書に近い味付け?で、『キャズム:ジェフリー・ムーア』の一般論版?という感じか…伝染病的な現象には、病原菌そのもの、運ぶ人々、作用する環境の関数であり、著者は、変化の三つの要素を、少数の法則、粘りの要素、背景の力と呼んでいる。2017/07/22

ehirano1

29
口コミによる広がりを「感染」で説明されており、なるほど、と。しかしそのメカニズムには種々のファクターがあることを著者は示唆しています。当方が感心したのは、そのファクターの幾つかを同定したということで、これはもはや学術ではないかと思いました。2017/09/17

C-biscuit

28
古本購入。ようやく読むことができた。この本は、爆発的に変化するティッピングポイントについて考察された本で、コネクター、メイヴン、セールスマンの3つの要素が絡んでいる。また、周囲の環境が引き起こすというのもあり、事例は非常に理解しやすい。壊れた窓の理論は共感でき、ニューヨークの犯罪低減については、順序として先に地下鉄の落書き落としがあったことを知った。基本的には翻訳本なのでアメリカでの出来事などがわからないと不明なところがあるが、このような分析が行われている事実を知ることができた。盛りだくさんの内容である。2016/05/13

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