内容説明
ケータイや液晶テレビの画面には、すでに透明金属が使われている。ガラスやセメントと同じ絶縁体がどうして電気を通すようになるのか?現代のナノテクノロジーによって不可能を可能にした透明金属は、21世紀のキーマテリアルになる。日本が誇る「材料科学」の最新研究を圧倒的なライブ感で解説する。
目次
第1章 プロローグ材料研究が持つ可能性
第2章 透明金属の用途
第3章 透明金属ってどういうこと?金属と絶縁体の違いは何?
第4章 電気を流すもの、流さないもの
第5章 色と電気伝導度の関係
第6章 新しい透明金属と応用
第7章 ガラスが高性能の透明トランジスタに変身
第8章 セメントを透明な半導体に、さらに金属に変身させる
第9章 エピローグ材料科学への誘い
著者等紹介
細野秀雄[ホソノヒデオ]
1953年埼玉県生まれ。1982年東京都立大学(現首都大学東京)大学院工学研究科博士課程修了。工学博士。名古屋工業大学工学部助手・助教授、バンダービルト大学博士研究員、国立分子科学研究所助教授、東京工業大学助教授などを経て、1999年同学教授(応用セラミックス研究所教授)、2004年より同学フロンティア創造共同研究センター教授。専門は無機材料科学(特に新材料探索)。科学技術振興機構ERATO「細野透明電子活性プロジェクト」総括責任者、文部科学省21世紀COE「産業化を目指したナノ材料開拓と人材育成」拠点リーダを歴任
神谷利夫[カミヤトシオ]
1967年神奈川県生まれ。東京工業大学大学院修士課程中退。同工学部無機材料工学科助手、同大学院物質科学創造専攻助手、同応用セラミックス研究所助手、英国ケンブリッジ大学キャベンディッシュ研究所客員研究員、東京工業大学応用セラミックス研究所講師を経て、2002年度から同助教授。工学博士。専門は半導体デバイス、計算材料学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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