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3歳で、ぼくは路上に捨てられた

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  • サイズ B6判/ページ数 319p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784797332063
  • NDC分類 956
  • Cコード C0098

内容説明

母親に3歳で捨てられ、父親に5歳で殴り殺されそうになったティム。その後、彼は障害を負ったまま、2年半の闘病生活を送る。だが10歳で、心優しい養父母と出会い、ようやく心の平穏を取り戻す。しかし、幸せな日々は長くは続かなかった。養父の甥に放火の罪を着せられ少年院に送られてしまう。過酷ないじめ。脱走を決意した12歳の誕生日。2人の若者に声をかけられ、男娼となった13歳。だが、ティムは変わろうとする。17歳で、フランス最年少の石材加工職人の資格を得て、ボクシングの国内チャンピオンの栄光も手にする。そして、20歳で出会った身体障害者たちとの交流をきっかけに、人生の再スタートを決意する―。フランスで50万部のベストセラー!奇跡的に愛を取り戻した少年の物語。

目次

三歳 道端
四歳 犬小屋
五歳と六歳 病院
七歳 子ども市
八歳 精神病院
九歳 魔女
十歳 つかの間の幸せ
十一歳 少年院、セクションC
十二歳 逃亡と陵辱
十三歳 強盗〔ほか〕

著者等紹介

ゲナール,ティム[ゲナール,ティム][Gu´enard,Tim]
1958年8月9日、フランス生まれ。現在は妻と4人の子どもたちと、フランス南西部の巡礼地として名高いルルドに暮らす。養蜂の仕事の傍ら、フランス内外で自分の半生を語り、若者たちに希望を与え続けている。また、愛情に満たされず、虐待に苦しむ子どもや若者たちの現状を訴え、自らもそうした若者たちをルルドの家に受け入れている

橘明美[タチバナアケミ]
お茶の水女子大学文教育学部卒業。仏文学・仏語学専攻。卒業後メーカーに勤務、フランス駐在員などを務める。現在、フランス語・英語翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とくま

3
○「いつでも一番美しいものを目指しなさい。」2016/01/31

ジョンとらぼるた

3
マリオの言葉。レオンさんの言葉。「みじめな立場に追いこまれたときこそユーモアや勇気が武器になる。」P159女性判事。ポンピドー大統領。2013/07/14

桐一葉

2
みんな誰でも誰かの愛おしい人。それは血縁の家族だけに限らず、誰かに愛されて生きている。それに気付けるかどうかやんなーと。その方法は人それぞれで、ゲナールさんは信仰によって救われた。あたしはどの宗教も深く理解はできてへんし、どちらかというと距離を置いて生きている人間やから、そういう文を読んでもぴんとこーへんかったけど、信じてるものはある。それによって救われることがある。それとおんなしかぁーと。ルルドという響きがとても気に入った。一度訪れてみたいなぁ。2016/02/26

オーダー66

1
捨てられ、過酷な虐待を受け、冤罪被害にあい少年院行きになったりと(他にも話には事欠かない)、凄まじい逆境から這い上がったティム・ゲナールさん。カトリックに出会い、信仰で救われたというところは、昨年読んだルワンダ大虐殺の話を想起させた。死ぬほど暴力をふるった父への憎悪と復讐心を生きる糧としてボクシングチャンピオンにまでなった彼が、父を許したこと、そして家庭まで築き福祉事業にも取り組むというのは並大抵のことではない。努力と人とのつながりによって人はここまで変われるということの圧倒的実証。2016/01/09

ボルシチ3197

1
すごく良い本なのに知っている人が少なくて驚きです。はじめて読んだのは私が小学生の時でまだ、知らない言葉が多くわからないことだらけでしたが大きくなってから再読するたびに言葉の意味がわかり何度、読んでも心が打たれます。また、私もキリスト教信者のため何て美しい信仰方法だと感じさせられます。2005/10/27

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