不良品 - オレは既製品じゃない！

宇梶剛士

ＳＢクリエイティブ（2003/11発売）

• サイズ B6判／ページ数 219p／高さ 19cm
• 商品コード 9784797325393
• NDC分類 778.21
• Cコード C0095

出版社内容情報

巨大暴走族の元ヘッドは少年院で気付いた。
ぼくは「不良」なんて格好のいいもんじゃない。
ぼくは「不良品」くらいがお似合いの人間だ――

～かつては不良、いま不良品～
複雑な家庭環境に翻弄され、中学1年生で親元を離れた。それでも、プロ野球選手になる夢を追い名門高校で野球を続けたが、ある事件をきかけに歯車が狂った。構成員2,000人の巨大暴走族のヘッドとなり、度重なる暴走族同士の抗争の末、少年院に収監。そのときに読んだチャップリンの自伝が立ち直るきっかけをくれた。
生い立ち、家族、暴力、出会い…宇梶剛士が半生に正面から向き合い、俳優として生きることを許されるまでの生き様を赤裸々に綴った感動のノンフィクション！
巨大暴走族の元ヘッドから性格俳優になるまでの生き様を赤裸々に語る！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しーふぉ]

生い立ちから野球部の話し。その後の暴走族の総長、鑑別所、少年院へ。出所後の高校に入り直し、俳優となるべく錦野旦、菅原文太、美輪明宏、渡辺えりと良い出会いが芸能界であり今がある。人に歴史あり。暴走族の総長は有名でしたが、芸能界に入るきっかけや出会いは初めて知った。

2021/02/06

[lonesome]

この本を読んで一本筋の通った男気にますます宇梶さんのファンになった。恐持てなのに本当は優しくてオチャメ、だけではない宇梶さんのこれからの役者人生も楽しみだ。

[まな☆てぃ]

字が大きくふりがなも多く(笑)、さらっと読めました。

2013/09/16

[藤吉 功]

俳優の宇梶剛志さんの著書。2000人の暴走族の総長だった彼、暴力で少年院での生活を赤裸々に書いている。どんな人間でも、周りの愛情があって、魂が目覚めたら、人は『新しく生まれる』ことができるということがよくわかる。周りの愛情が少ない子ども時代を過ごした場合、立ち直るのに時間はかかるが、必ず新しく生まれる。こう感じた。

2013/11/05

[マサ]

人との出会いって大事だなぁ、って思わせてくれる作品でした。　学校の図書館で借りて読んで、また自分で買って読んじゃうくらいいい内容です。