内容説明
本書では、この多発する児童虐待という事態に対して正確な理解と適切な社会的対応を可能とするために、「事実の把握と紹介」、「多面的診断」、「対処・方針と今後の課題」という三つの観点からの検討を行っている。
目次
第1部 児童虐待の現状と診断(児童虐待の現状;児童虐待の診断と分析―医療機関の立場で)
第2部 児童虐待防止の法的枠組み(福祉法と刑事法の架橋―児童虐待法制において;民事法的観点からの児童虐待防止の検討;アメリカの児童虐待防止に関する法的枠組み)
第3部 虐待への対応・治療と援助の実際(児童相談所での対応・保護;児童虐待と家庭裁判所における対応;医療現場での対応・保護 ほか)
著者等紹介
中谷瑾子[ナカタニキンコ]
慶応義塾大学名誉教授、法学博士、弁護士
岩井宜子[イワイヨシコ]
専修大学法学部教授
中谷真樹[ナカタニマサキ]
桜ケ丘記念病院精神科医長・世田谷児童相談所嘱託医
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。