SBC学術文庫<br> 「刑務作業」の比較研究(中国、米国、日本)

SBC学術文庫
「刑務作業」の比較研究(中国、米国、日本)

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  • サイズ A5判/ページ数 243p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784797239225
  • NDC分類 326.5
  • Cコード C3332

内容説明

本書では、まず、中、米、日の刑務作業とそれぞれの社会との関係、より具体的に言えば、それぞれの社会がどのような行刑、刑務作業を想定し、それにどういう位置づけをしているかについて、比較研究を行う。そして、ある社会の行刑、刑務作業のあり方は、受刑者が当該社会において法律上どのような地位に置かれ、法的にどのように扱われるかによって、大いに左右されるという認識に基づき、受刑者の法的地位も、先の「行刑、刑務作業の社会的位置づけ・それに対する社会的姿勢」に次ぐ、刑務作業のあり方にとっての基本的前提的要素であるとして、中、米、日それぞれの受刑者の法的地位と刑務作業との関係についても比較研究を行う。さらに、行刑理念から刑務作業そのものについての比較研究を行い、その基本構造、歴史的流れを明らかにする。

目次

第1部 国別での「横的」比較研究(中国における刑務作業;米国における刑務作業;日本における刑務作業)
第2部 テーマ別での「縦的」比較研究(作業目的における三国間の異同;作業強制における三国間の異同;受刑者労働権における三国間の異同;刑務産業と一般産業の関係上における三国間の異同)

著者等紹介

王雲海[オウウンカイ]
1960年中国河北省生まれ。1982年中国西南政法大学法学部卒業。1983年留学試験合格により中国人民大学大学院入学。1984年来日。1985‐1990年一橋大学大学院法学研究科修士課程、博士課程修了。1999‐2000年ハーバード大学ロー・スクール及び同アジア研究所客員研究員。現在、一橋大学大学院法学研究科助教授(法学博士)
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