内容説明
日本の公害の原点・渡良瀬川鉱毒事件に迫る。一世紀に及ぶ農民の苦難と「勝訴」への苦闘を再現する。わが国の河川環境行政の原点でもあり、今日の川のあり方が問われている。
目次
第1章 鉱毒が人権と自然を奪った
第2章 源五郎沢決壊、戦後最悪の鉱毒被害
第3章 足尾鉱毒事件の百年
第4章 水質審議会とカドミウム米
第5章 公調委に訴える
第6章 古河鉱業の『敗訴』
第7章 土地改良事業始まる
最終章 渡良瀬川はよみがえった
著者等紹介
高崎哲郎[タカサキテツロウ]
1948年栃木県生まれ。NHK記者、帝京大学教授を経て、現在、独立行政法人土木研究所の客員研究員。東京工業大学非常勤講師。作家、土木史研究家
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