内容説明
初学者の視点に立った法哲学入門書。法哲学の問題のありかを照らし出す叙述、法への見方をつちかう新しいテキスト。
目次
「法を哲学する」とは?
ひとはどこまで法に拘束されるのか―さまざまな社会的ルールと法
日本の法理論はどこから来たのか―近代日本法思想史のいくつかの断面
西洋の法理論、法思想を形づくるもの―歴史、伝統、文化
法はどのように解釈・適用されているか―法律家の思考パターン
法的思考はどこまで信頼できるのか―法的思考をめぐる主流派と反主流派
個人の権利を守ろう―法的権利の性質と意義
個人を超えたものの存在意義はどこにあるのか―文化・伝統・共同体の位置づけ
正義は問われつづけている―価値の多元化と正義
臓器はいかに分配されるべきか―社会正義・公序良俗・取引の自由の交錯
科学技術の発展に法はどう向き合うべきか―クローン技術と遺伝子介入の未来
「近代法」の地平を超えて―ポストモダン法理論の素描
法を形づくるのは私たち―法の概念へのパースペクティブ
「法を哲学する」ために
著者等紹介
長谷川晃[ハセガワコウ]
1954年生まれ。1982年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。現在、北海道大学大学院法学研究科教授
角田猛之[ツノダタケシ]
1954年生まれ。1982年大阪大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。現在、大阪府立大学総合科学部教授
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感想・レビュー
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mkn 14th
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基本の基本。導入にはよかった2014/10/11
NO MORE MR.NICE GUY
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こっちよりも有斐閣の入門の方がよさそう2014/05/10
りんご飴
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法哲学入門としてよくまとまってる印象。後半、近代法の話に関する部分はいきなり読むとあわあわするかもしれないが、全体としては読みやすい。2014/01/16
festa
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入門書というにうは乱暴すぎる気がします。2013/03/19
影実
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法哲学のわかりやすい入門書。身近な例や具体的な例をあげて法哲学について書いており初学者向けな内容。2010/07/19