内容説明
宇宙の平和を守ることを使命とし、パワーリングと呼ばれる指輪がもたらす絶大なパワーで悪を挫く“グリーンランタン”と、得意の弓術で正義を貫くヒーロー“グリーンアロー”。とある事件をきっかけにアメリカ大陸横断の旅に出ることになった二人は、病んだアメリカに潜む、真の「悪」の姿を目の当たりにする…。はたして、人種差別、麻薬、環境汚染など当時のアメリカを悩ませたリアルな社会問題に、二人のヒーローはどう立ち向かうのか？デニス・オニール×ニール・アダムスの名クリエイターコンビがおくる衝撃の問題作、初邦訳でついに登場。
著者等紹介
オニール，デニス［オニール，デニス］［Ｏ’Ｎｅｉｌ，Ｄｅｎｎｉｓ］
１９６５年、チャールトンコミックスでコミックブックライターとしてのキャリアをスタートさせ、当時同社で編集者をしていたディック・ジョルダーノに、いくつかの作品を任される。ＤＣでは、ジョルダーノとジュリアス・シュワルツの下で複数のシリーズの脚本を手がけ、やがてコミック界でも信頼の厚いライターの一人となる。スーパーマン、グリーンランタン、キャプテン・マーベルといったキャラクターを“再生”させる力で評判を確立した。特に、バットマンを（ニール・アダムスとジョルダーノとともに）暗く謎めいた、闇の復讐者という原点に立ち返らせたことで知られている
アダムス，ニール［アダムス，ニール］［Ａｄａｍｓ，Ｎｅａｌ］
１９４１年６月６日、ニューヨーク生まれ。新聞漫画『バット・マスターソン』のアシスタントとなり、時にはペンシラーを務めたのが、キャリアの始まりだった。同時期に広告のイラストも手がけ、のちに自身の特徴となる写実的な作風を培った。その後、アーチーコミックで短期間仕事をしたあと、人気テレビシリーズ『ベン・ケーシー』の新聞漫画連載を手がけた。１９６７年にＤＣコミックスで仕事を始めると、古典的キャラクターに新たな活気を吹き込む斬新な描写力で、たちまち頭角を現した（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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