内容説明
社会全体を俯瞰する手軽な説明原理が蒸発した現代では、相互に浅く到達できる多様な営みが至るところで開かれる。その自由と倦怠―。「カフェ」「東京」「自動車」「ファミレス」「ライトノベル」「教育産業」「家族イメージ」「コンプライアンス」「ネット言論」「社会学」…。41の文化形象を追いながら、フラットな時代の地平を問う。
目次
序論 フラット・カルチャーを考える
1 社会の風景
2 フラットな快楽
3 私的空間の圏域から
4 ネット/メディアのなかの文化
5 言論の多重と平板
著者等紹介
遠藤知巳[エンドウトモミ]
1965年生まれ。日本女子大学人間社会学部教授。近代社会論、言説分析、メディア論、社会理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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