目次
メディア・プラクティスの地平
1 ラディカルなメディア遊びの可能性(「本づくり」から「名刺パンフレット」まで―メディア・実践・存在論、あるいは可能的様態の発現について;メディアアート「連画」への招待;メディアアートコミュニケーション―北欧と日本、メディアの夢)
2 メディア・リテラシーと社会の回路(カナダにおけるメディア・リテラシーのデザイン;媒体素養の誕生―台湾におけるメディア教育の展開;松本サリン事件と高校放送部―送り手と受け手の対立と対話 ほか)
3 オルタナティブなメディア表現と社会実践(デジタル時代と新たなジャーナリズムの創出;メディアとサバルタン―インドネシアのメディア実践;「小さなマスメディア」のおもしろさとむずかしさ―ドイツ日刊紙『タッツ』というメディア ほか)
著者等紹介
水越伸[ミズコシシン]
1963年生まれ。東京大学大学院情報学環助教授。歴史と実践をよりあわせながら本書でいうメディア・プラクティスの地平を開拓したいと考え、メルプロジェクト、コミュニティ・パブリッシングなどを展開中
吉見俊哉[ヨシミシュンヤ]
1957年生まれ。東京大学社会情報研究所教授。社会学・文化研究専攻。大衆文化研究を基礎に、最近は国民祭典やアメリカ化・消費社会化の文化史的分析、カルチュラル・スタディーズの探求に取り組んでいる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。