反歴史論

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784796702492
  • NDC分類 201.1
  • Cコード C1020

内容説明

思想と歴史の交錯点に光をあて、二〇世紀思想の核心をなす主題“存在・無意識・時間・主体・イメージ”を根源的に問い直し、歴史的思考の呪縛の構造を打ち破る大胆な試み。

目次

第1章 反歴史との対話
第2章 無意識・映画・存在論―思考しえぬものの思考の準備(思考を脅かすものについて;精神分析と存在論のあいだ;イメージ空間について;幸福あるいは消尽)
第3章 歴史のカタストロフ

著者等紹介

宇野邦一[ウノクニイチ]
1948年松江市生まれ。京都大学文学部卒業後、パリ第8大学で学び1980年にアルトーについての博士論文を提出。神戸市外国語大学助教授を経て、現在は立教大学教授。現代フランス文学思想専攻
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感想・レビュー

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フィ

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東大2008年文理共通。改めて「歴史」とは何か?という根源的な問いを発し、「歴史」の公式や暗黙の了解はないとしつつ、「歴史」批判を試みている。小林秀雄を始めとして、ニーチェ、レヴィー・ストロース、ヘーゲル、ハイデガー、三木清、フロイト、柳田國男らの思想と「歴史」との交わりを参照し議論を進めている。他、映画は「自分の視覚を超えさせ見なかったものに立ち会わせる」との記述や存在論と精神分析を巡る考察も面白かった。自分も「歴史」を考える意義を見出すためにも本書を再読したい。2016/11/23

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