感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
子音はC 母音はA
3
日常性が具体的な場面で支配・権力のテクノロジーに影響を受けている事を子細に被験者とともに(協働)という形で研究していく。会話分析等の方法論を用いながら、対象を読み解いていく。特に性転換者/アグネスを扱った章が出色だと思う。2014/07/23
富士さん
3
とてもワクワクしました。でも、いつも似たような内容の本ばかり読んでるなぁ、と思いました。ワタシが心躍らせた、機能主義、構造主義、社会構築主義、ナラティブ・アプローチ、ゲシュタルト心理学、現象学、認知療法、パラダイム論そして老子、みんな似たようなものです。そんなわけないって?確かにそうなんですが、「どんな事象でも、唯一の意味を帯びるものなどない」という切り口ではみんな同じです。絶対論や決定論を聞いただけで憎悪をたぎらせるものにとってはそれで十分だし、そこが問題なのです。でも、構築主義との違いは分かりません。2014/06/06
D.N
0
とくに6章のアグネスの章が面白かった2009/07/02
inhhh
0
斜め読み2023/07/10
Kan T.
0
社会生活を織り成すさまざまな条件のなかで生ずるやもしれない露見や破滅の危機に備えながら、自分が選択した性別で生きていく権利を達成し、それを確保していく作業を、私はアグネスの「通過作業(パッシング)」と呼ぶことにしよう。[246] 「アグネス、彼女はいかにして女になり続けたか」(ガーフィンケル)は読ませる文章だなあ、抄訳なのか。後日談も印象深い。2022/08/12