エリアーデ著作集 〈第7巻〉 神話と現実 中村恭子(宗教学)

エリアーデ著作集 〈第7巻〉 神話と現実 中村恭子(宗教学)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 234p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784796700719
  • NDC分類 160.8
  • Cコード C1314

出版社内容情報

〈内容目次〉神話の構造 「始原」の魔力 更新の神話と儀礼 終末観と創造神話 超克される時 神話・存在論・歴史 記憶と忘却の神話 神話の偉大さと退廃

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

4
我々の世界に関わる宇宙の創造を語る神話は「真実の歴史」であり、神話が「始源」とされるのは人間の歴史がその記憶を忘却するからである。このように著者は神話と現実の関係を概括する。著者はヒトなる生物の平面運動と脱魂という垂直運動の異質さを3次元イメージで説明する。平面軸に直交する垂直軸は、空間の中心だが、直交点以外平面と接触していない。それゆえ中心から遠ざかるヒトの歴史は退廃や忘却を本質とする。本書は、グノーシス派やインド哲学からこの垂直運動を外(超自然者)と解釈し、終末論や輪廻を始源としての外の回想と捉える。2021/07/24

生きることが苦手なフレンズ

0
序盤の創造神話=起源神話論はちょっと強引なところも見えちゃいましたが、儀礼とかの研究では有名なお得意の「聖なる時間」の物語として、反復される模範として神話を定義しているのは面白いです。ゆうほど無時間か?めちゃくちゃ父祖の系譜についても話してるじゃんとも思うけど。 若干古びているところは否めませんが、別に研究者ではないので、楽しく読めればよいのです。2017/03/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/727302
  • ご注意事項