宝島社新書<br> 暴力団と企業―ブラックマネー侵入の手口

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宝島社新書
暴力団と企業―ブラックマネー侵入の手口

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784796698658
  • NDC分類 368.5
  • Cコード C0236

内容説明

暴力団排除条例の影響で企業社会に激震が走っています。暴力団系の会社とは知らずに取引しただけでも、事と次第によっては、銀行から融資を止められてしまうのです。風評が立っただけでも即、アウト―。相手が暴力団かどうかを見ぬくには、どうすればいいのでしょう?警察でさえ把握し切れなくなってきた反社会的勢力の手口、経済活動の実態を余すことなく知るための画期的な教科書。

目次

第1章 暴排条例で何が起きているのか?
第2章 企業はなぜ暴力団を利用してきたのか?
第3章 地下に潜った暴力団の錬金術とは?
第4章 山口組を巨大にした経済活動とは?
第5章 新しい脅威「特殊知能暴力集団」とは?
第6章 暴力団のダミーをどう見抜くか?

著者等紹介

須田慎一郎[スダシンイチロウ]
1961年、東京都生まれ。日本大学経済学部卒業後、金融専門紙、経済誌記者などを経てフリージャーナリストに。与野党の政治家から財務省、金融庁、証券取引等監視委員会、メガバンク各行、大手証券会社、検察庁、警視庁、警察庁まで、政官財を網羅する豊富な人脈を駆使して取材活動を行なっている。暴力団、暴力団関連企業、総会屋、社会運動標榜ゴロ、特殊知能暴力集団など反社会的勢力の情勢にも詳しい(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Honey

5
虎ノ門ニュースやニュース女子でお馴染みの須田さんの本。 企業経営者が、それと知らずに暴力団や反社勢力に関わってしまう危険性の注意喚起の内容ですが、一般人もこういう裏の社会構造があること、知っておいた方がいいのだな、と。 暴力団の変遷も、日本や世界の社会情勢全般と大きな流れは連動…と知れば、いろいろ頷けることしきり。 「国民への司法サービスの提供」が目的の1つであった司法制度改革で、弁護士の大量生産。その結果、弁護士の就職難→危ない系の仕事を引き受ける不良法律家の増加、という構造問題はなんとかしないと!2016/12/30

Teruhiro Hori

2
暴力団といえば溝口敦氏ではあるが、入門書としてはこちらが最適かも。主に経済的な部分を書いてあるが、ゴロツキは「シノギ」こそ全て。実態に少しでも触れた人間は、それを如実に知る。義理だの人情だの、んな真っ当な道貫けないからこそ「汚れ」になる訳。第5章の現況を見ると、今後ともわっちらが先進国面したいのであれば、少なくともオモテ世界からは連中を排除しなければならないことが、よく分かる。ただ福岡で進行中の民間への威嚇暴力。なぜ一人も警察はパクれないのだ??どうにも腑に落ちない。2012/07/13

お惣菜パン(Tobe)

0
★★「暴排条例」なるものをこの本で知る。「暴対法」で知識が止まっていた。「暴排条例で一般人が罪に問われる時代」を私たちはどう生きるのだろうか?2015/06/27

CTC

0
下品な帯、、宝島だしな、と思いつつ目次を見てつい購入。新しい切り口で情報がよく整理されている良書。ブルーグループの強みとか、反社の手口とか、弁護士最新事情、警察天下りの実態など、著者ならではの視点と情報網が活かされている。須田さんは大注目だな。 しかし考えてみればこの会社は『憚りながら』『鎮魂』『いびつな絆』と弩級の読み物を実現した、このジャンルではいま最も期待の会社なんだった(笑)。子会社である洋泉社がこのジャンルをやらなくなってからの、彼らのこの一環した仕事は偶然じゃないよね。今後にも期待。2014/06/05

まゆまゆ

0
暴排条例によって、知らずに暴力団と関わりを持ってしまっても関係者と見なされることになってしまったという事実から始まり、これまでの反社会的勢力がどうやって資金を調達してきたかの歴史を振り返る内容。弱味につけこまれるまえに自ら襟を正すことが一番の対処法とのこと。2012/12/12

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