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宝島社新書
ニュースに騙されるな―「報道現場」本当の舞台裏

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784796688338
  • NDC分類 699.64
  • Cコード C0236

内容説明

取材前に完成しているニュース原稿。「スポンサーの圧力」なんて大ウソ。総理大臣を取材するのは最も「未熟な記者」。ネット企業が支払う「記事提供料」の額。元ニュース記者が明かす「テレビ」と「ネット」の裏側。

目次

第1章 記者クラブの真実(記者クラブの一日;「メモ合わせ」に加わる理由 ほか)
第2章 ニュース番組の舞台裏(新聞と雑誌からネタ探し;取材前に完成している原稿 ほか)
第3章 情報の中身は他人任せのネット企業(「新聞配達少年はやるけれど、新聞社にはならない」;売上3000億円で利益1600億円という世界 ほか)
第4章 ネット企業にニュースはつくれない(テレビ局とネット企業は正反対の社風;「若いうちから活躍できる」は本当か ほか)
第5章 ニュースが消滅する日(「新聞が伝える情報は、なぜタダではないのか」;記者がいなくなった街で起きたこと ほか)

著者等紹介

椎名健次郎[シイナケンジロウ]
大学卒業後、テレビ局に入社。政治部では記者クラブに属し、首相や与党幹部を取材。夜のニュース番組ではキャップとして、ディレクターのまとめ役を務める。500本以上のニュース企画を製作する。その後、ネット企業に転じ、ニュース部門に所属。また、動画配信や電子書籍事業を立ち上げる。テレビ、ネットの両方で、一貫してニュースの現場を担当してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nbhd

18
ニュース当事者としては、特に「第二章/ニュース番組の舞台裏」で紹介される「あるある」が身に染みた。もちろん、グラデがあるのだが…「新聞と雑誌からネタ探し」→あと、ネットとSNSだね。/「放送で【つかえる一言】とは、15秒程度に収まる、わかりやすい言葉だ」→その通り。/「テレビの取材者はインタビューの最中でも、常に取材相手の発言のどこが『つかえるか』を意識しながら聞いている」→そう、つねに脳内で編集している。/「『何も起きなかったので面白いものは何も撮影できませんでした」で済まないのがディレクターの世界」。2022/01/19

Humbaba

6
何かを判断する際には,情報を利用する.しかし,もしもその情報自身が既に加工済みのものであったとしたら.インターネットの発達により,情報の報道のされ方は変わりつつある.確かに特権を壊したのはひとつの成果であると言えるが,それによって他のものも壊されてしまったのかもしれない.2012/02/19

Ishida the Brain Damaged

1
テレビの報道部門とインターネットポータルのニュース部門を渡り歩いた著者が、そこで見聞きしたことをかなりぶっちゃけた本。それらは今時のニュースの入口と出口な訳だが、どちらも問題があってニュースの未来はない、という結論。入口でニュースの質を向上させるのが必要なのは当然として、出口が結局市場原理にもとづき過ぎてしまっていて、質が向上してもそれから対価を得られなくなっている構造になっているところをどうするか。ユーザが市場原理を価格面ではなく品質向上に働かせるようにできるようになれれば良いのだが。つまり「安いから買2012/01/14

ノットン

0
普段見ているニュースやネットにこんなことがあったのかと驚きが多くありました。2013/06/07

non

0
 (A☆☆ '12-19)「記者クラブの真実(第一章)」は特に驚くことばかりだった。報道番組やニュースだけでなく、TV自体が似たり寄ったりでつまんないと思う。メディア自体、世の中そのものが流行りに踊らされてるんだな。2012/01/28

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