内容説明
『読むだけ』シリーズの世界史第3弾、近代編。時代は成りあがり者の朱元璋がつくった明から、アメリカの南北戦争まで。途中、スペイン・イギリスなどの大航海時代、ルネサンス、ルターの宗教改革等々。そればかりじゃない、イギリス・フランス両革命、アメリカの独立があり、フリードリヒ大王やピョートル大帝、マリア=テレジア、ナポレオンも登場。そしてアジアでは清が台頭する。ここを読まなきゃ、世界史は楽しくない。
目次
第1章 オスマン帝国と明
第2章 大航海時代
第3章 植民地化以前のアジア諸国
第4章 ルネサンスと宗教改革
第5章 ヨーロッパ主権国家体制の誕生
第6章 イギリス革命と啓蒙専制君主
第7章 ヨーロッパ各国の植民地活動と文化
第8章 産業革命、アメリカの独立。そしてフランス革命
第9章 ウィーン会議とヨーロッパの再編成
第10章 強大化するアメリカ合衆国と欧米の文化
著者等紹介
後藤武士[ゴトウタケシ]
1967年(昭和42年)岐阜県生まれ。青山学院大学法学部卒。日本全国授業ライヴ「GTP」主宰として、北海道より沖縄・石垣まで、児童、生徒、父母、講師、教師、会社員などを対象に講演。また新進気鋭の若手教育評論家、著述家としても活躍中。2008年上梓した『読むだけですっきりわかる日本史』が大ベストセラー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAKAPO
38
メキシコのアステカ帝国を滅亡させたコルテス、インカ帝国を滅ぼしたピサロ、この事実を知った時、考古学を研究している人たちは、とても残念だったことでしょう。安住の地を奪われた原住民、拉致され家畜のように働かされた奴隷たち、人間の営みは、武力で勝る者たちが、他の文明・文化を征服して行く歴史でもあります。人類が自らを殲滅させることができる程の兵器を持ってしまった現代、私たちが国家、宗教、民族を超越して闘わなければならないのは、人類の未来を脅かすウイルスであったり、私たち自身に巣食う欲望だったりするのだと思います。2021/02/14
急いで突厥
34
欲を言えばもうちょびっと大航海時代にページを割いてもらえればよかったのだけれど・・。まあ、でもわかりやすい解説だと思いますよ。現代の風刺や比喩もよく使ってあるし、あきさせない内容だと思います。2013/09/18
JUN
21
気になった内容として、特に欧米人と話す時に重要になるのは、ギリシャ神話とキリスト教とシェイクスピアの理解。シェイクスピアの四大悲劇といわれる作品に関しては、読んでみたい。2014/04/15
とうゆ
16
現近代史をもう一度勉強しようと思い手に取った。文章のノリは軽く、教科書的な雰囲気は一切ないため気軽に読める。とりあえず現代編まで読みたい。2015/07/13
佐島楓
12
頭のキャパシティーが少ない人間なので、受験で世界史を選択した方を尊敬します。時代横並びで歴史を学ぶ面白さは今まであまり知らなかったかも。やっぱり文化史が一番好き。2011/12/11