宝島社新書
恐慌の歴史―“100年に一度”の危機が3年ごとに起きる理由

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  • サイズ 新書判/ページ数 284p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784796678094
  • NDC分類 337.99
  • Cコード C0233

内容説明

今巻き起こる経済問題はすべて過去と繋がっている。人気エコノミストがわかりやすく解説する経済の歴史。

目次

第1章 なぜ「恐慌」は起きるのか?
第2章 資本主義経済とともに誕生した「悪魔」―10年に一度の周期で繰り返される金融恐慌
第3章 ドル支配 「歪んだ経済」の内幕―米国の虚勢に世界各国が翻弄されたインフレ時代
第4章 グローバル化する世界経済に潜む「負の連鎖」―21世紀型恐慌が内包していた日本のバブル崩壊
第5章 世界同時不況をもたらした「リーマン恐慌」の正体―ドル破綻の最終局面として世界に拡散した金融危機
第6章 バブルなき「財政恐慌」へと向かう欧米諸国―国家破綻の連鎖という危機へのカウントダウン
第7章 恐慌後の「新グローバル経済」における日本の役割―基軸通貨のない新たな経済システムへの移行

著者等紹介

浜矩子[ハマノリコ]
1952年生まれ。一橋大学経済学部卒業後、75年に三菱総合研究所入社。以後、ロンドン駐在員事務所所長兼駐在エコノミスト、経済調査部部長などを経て、2002年より同志社大学大学院ビジネス研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kochi

11
管理通貨体制下、幻となったはずの恐慌が、21世紀にリーマンショックとして亡霊のようによみがえる。資本主義固有の矛盾の爆発たる恐慌の歴史をたどりながら、グローバル時代の新たな恐慌の姿を解明。バブルとは「わかっちゃいるけどやめられない」状態らしい。なるほど、たとえがすぐ理解できるほど年齢が近いのか(笑)。日本について「豊富なストックを分配するために知恵を絞るのがストック大国のあるべき姿だ。フローを生む経済でなくなったのだから失われた成長を求めてもはじまらない」との提言には考え込んでしまう。2012/04/20

蕭白

8
勉強させてもらいました。2014/01/28

Skywalker

6
目から鱗!経済という歴史を勉強したくなりました。 「リーマンショック前に戻すことは本当に正しいのか?前の状態は本当に全て正しく、素晴らしかったのか?ダメージの中には、前の体質が被害を助長させたものがあったのでは?何を元に戻すかを考えるべき」「輸出立国として、がむしゃらに突き進んできた時代の日本はもはやない。一番になるためのレースは終わった。若い者に追い越されていくのは当たり前。『永遠の若さ』は求められない。成熟した債権大国の通貨の円が高いのは当然。その富を国内に回し、世界のために働かせることを考えるべき」2012/04/01

スプリント

4
可もなく不可もなく。恐慌にフォーカスした経済史です。2017/11/24

aotake_1103

3
コロナショックの今、これまでの恐慌、経済危機の歴史を振り返ることができ有意義だった。特に金本位制から管理通貨制となる原因やどう変わったかが詳細に書かれているため勉強になった。2020/05/20

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