内容説明
生物の免疫システムは、生命の誕生と同じくらい古くから発達してきたという。つまり数十億年の年季が入っているということだ。これを軽んじるのは、生物としては自滅行為といってもいいろだう。自分で治す、というか、自律神経とか免疫力に任せていたら自然と治ってしまうというのが本来の姿なのだ。安保徹の免疫学は、自分の体を自分の手に取り戻すための力強い味方だ。「自律神経免疫療法実施医療機関一覧」09年版付き。
目次
序章 安保徹自ら語る「免疫学の現在と未来」―がん・慢性難病・アレルギーもこわくない「安保免疫学」の実践!
第1章 安保免疫学の基礎知識
第2章 がんを治す!
第3章 免疫力の仕組みを知る
第4章 アレルギーを治す!
第5章 つらい難病を治す!
著者等紹介
安保徹[アボトオル]
1947年、青森県生まれ。東北大学医学部卒業。アメリカ・アラバマ大学留学中の1980年、「ヒトNK細胞抗原CD57に関するモノクローナル抗体」を作製。1989年、胸腺外分化T細胞を発見。1996年、白血球の自律神経支配のメカニズムを解明。2000年、胃かいようの原因が胃酸であるとの定説を覆して注目される。200を超える英文論文を発表し、国際的に名高い免疫学者として精力的に活動を続けている。現在、新潟大学大学院医歯学総合研究科教授(国際感染医学・免疫学・医動物学分野)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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