NHKスペシャル うつ病治療常識が変わる

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784796671736
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C0047

内容説明

うつ病人口100万人。2人に1人は再発し、3人に1人は薬が効かない―“不適切”な投薬と診断の実態!医療現場の最前線から最新の成果を伝える。

目次

第1章 “不適切”な投薬―症状を悪化させる多剤併用
第2章 クリニック乱立の闇―なぜ診断がバラバラなのか?
第3章 抗うつ薬の死角―封印されてきた危険な副作用
第4章 心理療法の壁―医療に心のケアが定着しない理由
第5章 うつからの生還―体験者たちが語る回復のプロセス
第6章 うつ病治療の新しい“常識”―先進医療の現場を訪ねて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kentaro

3
症状が良くならなければ、薬の量も種類も増やす多剤療法。これは日本独特の考え方である。うつ病患者の方々に取材すると、必ず医師への不満として挙がってくるのが「診療時間の短さ」である。薬が増えていく理由として考えられているのが、診療報酬制度の仕組みである。現在、精神科の場合、診察が5分で終わっても30分以上時間をかけても、国からもらえる診療報酬、300円から100円しか違わない。医師側も患者の急増で、どうしても1人1人に時間をかける余裕がない。より効率的に診察をこなしていくには、投薬が無難な選択になる面がある。2018/11/10

Obara Peko Kazumi

3
いったい誰が正常で、誰がうつ病?読めば読むほどわからなくなる。それと、薬は怖いなぁ…。かと言って、心理士のカウンセリングや認知行動療法も信頼に足るものか否か。心理士はピンキリだし(精神科医もだけど)、こころが弱ったとき、誰に助けを求めればよいのでしょう?2012/10/29

azuazu1011

3
2009/10/1第一刷の本。投薬問題、診断の難しさ、心理療法との組み合わせ(イギリスの事例もアリ)、先進医療による見える化(脳血流による診断等)など、かなり実態が分かる。特に投薬については、副作用についても詳細に書かれている。あとは、経験者の言葉がずっしりと来る。「治るのは自分自身、治すのも自分自身。本人が治ろうと思わなければ治らない。しかし人からいくら言われても、本人が気づかないと治らないので難しい」。支える家族の言葉も。「やっぱり自分(周りの家族)が元気でいることが一番大切。遠回りなようだが近道」2011/09/06

れもん

3
私の探してた情報はコレだと思った。確かに厳しいことも書いてあるけれど、結局「治すのは自分」という言葉に納得。2010/07/30

iku lele

3
「SSRI」を服用しています。この本の内容や田島教授に対して、NHKに対して特になんの文句もありません。これも事実だと思うから。でもすべてを鵜呑みにして勝手な自己判断の減薬は絶対駄目。危険。この記事をもって良い結果になるなら歓迎ですが、今の疑問や不満があるなら自己判断はしないで、主治医なりセカンドオピニオンなり、慎重に行動しなければと思います。本の中の事例と自分が同じとは限らないので。2010/01/07

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