宝島社文庫
ジェネラル・ルージュの凱旋〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784796667678
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

大人気“田口・白鳥シリーズ”みたび登場!伝説の歌姫が東城大学医学部付属病院に緊急入院した頃、不定愁訴外来担当の田口公平の元には匿名の告発文書が届いていた。“将軍(ジェネラル)”の異名をとる、救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と癒着しているという。高階病院長から依頼を受けた田口は調査に乗り出す。

著者等紹介

海堂尊[カイドウタケル]
1961年生まれ。第4回『このミステリーがすごい!』大賞受賞、『チーム・バチスタの栄光』(宝島社)にて2006年デビュー。『死因不明社会』(講談社)にて第3回科学ジャーナリスト賞受賞。現在、勤務医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zero1

210
医師と病院にとって何が大切?本書で海堂は問う。バチスタ事件から約1年。田口と同期で最も魅力的なのが速水。何しろ患者のためなら採算と規則は度外視。ドクターヘリ導入を望みながら赤字の救急救命に君臨する彼の活躍と疑惑を再読。看護師でも花房と猫田の対立は藤原VS松井の再現?翔子と氷姫コンビの活躍も。財政再建したい米国帰りの三船事務長と速水の対決も見どころ。Ai(後述)を何故、速水が詳しくなかったのか疑問。伝説の部分が説明なのが残念。沼田はいかにも【象牙の塔】の住人らしい。ナイチンゲールとクロス。怒涛の下巻に続く。2019/11/23

とら

153
田口・白鳥シリーズ第三弾。「ナイチンゲールの沈黙」と同時進行で動く別の物語。めちゃくちゃ期待してましたジェネラル・ルージュ!前の二つのシリーズは上巻は正直説明とか伏線張る作業とかキャラ達の掛け合いメインで凄く面白いわけじゃなかったのだけれど、これは面白い!流石、ナイチンゲールを差し置いて映画化になっただけのことはある。ナイチンゲールの後に「螺鈿迷宮」を読んで準備もした。う~む、何だか東野さんの容疑者Xを読んだ時を思い出した。しっかり前二つのガリレオ短編集を読んでから長編に挑む所がw下巻も楽しみにします!2012/12/02

佐々陽太朗(K.Tsubota)

149
チームバチスタから登場人物がそれぞれ愛すべきキャラクターに育ってきている。それぞれが皆、魅力的。これぞシリーズものの醍醐味。2009/02/04

ジェンダー

121
前作のナイチンゲールは読んでないけれどどんなやり方にせよ病院経営をする上で独立採算制にすると利益を出しながら患者さんを見続けるのは簡単ではない。今回の部署は救急救命。生と死をさまよう患者をみなけれぼないらない。そんな中で赤字を出さずにするのは難しい。他の部署でカバーするしかない。今回の告発はどういう解決の仕方をするのは見ものだと思う。病院長といえどもくちばしを挟めないのはどうかと思う。けれど主人公はそんな所に相変わらず巻き込まれて行く。でもみんなに助けれて解決しようと動く。2014/12/20

nobby

110
再読。将軍こと救急救命センター速水部長の収賄容疑告発を田口が調査に乗り出す展開を思い出す。ただ、こんなに『ナイチンゲールの沈黙』とほぼ同時系列でリンクしていたとはビックリ!相変わらず白鳥は未だ登場していないが(笑)氷姫こと姫宮が存在感たっぷりに登場。“ジェネラル・ルージュ”の名前由来となった15年前の地獄絵と化した病院エピソードは、映画やドラマの映像で見ていたので緊迫感たっぷりに読んだ。覚えているラストでの衝撃に向けて、白鳥の活躍を確認すべく早速下巻へ♪2016/08/30

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