宝島sugoi文庫
新版 裁判の秘密 (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 346p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784796664547
  • NDC分類 327
  • Cコード C0132

内容説明

日本において、裁判はなぜ人々の生活のなかに溶け込まないのか?著者はこの問いから出発する。判決は遅いし、判決の実行力がほとんどないに等しい裁判は、結局のところ庶民=弱い者の味方になっていないのではないか?本書は、そのような日本の裁判の現状を、豊富な事例、弁護士としての日々の体験から分かりやすく開示してゆく。裁判員制度の時代を目前にしたすべての日本人必読の書。

目次

もう裁判なんてやりたくない
判決は忘れたころにやってくる
やっと判決が出た。だが判決はケツ拭く紙ほどにも役にたたない
裁判は一審と二審でなぜ食い違うことがあるのか
債務者に怖いものはない
住専の法律学
裁判で名誉は回復しない
離婚裁判、遺産相続裁判はなぜ悲惨になるのか
医療裁判は法律の問題ではなく専門家の問題である
藤田朋子事件にみる仮処分問題の実態
行政訴訟はやるだけムダ!
オウム真理教事件の法律問題
裁判所は「世間」と密着しなければならない
裁判官とはこんな人種だ
自分でやるのが一番だ
こんなデタラメな司法制度への改革提言

著者等紹介

山口宏[ヤマグチヒロシ]
1954年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業。同大学大学院法学研究科中退。弁護士(第二東京弁護士会登録)

副島隆彦[ソエジマタカヒコ]
1953年福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒業。外資系銀行の外国為替業務を経て、常葉学園大学教授。アメリカ政治思想・法制度論・経済分析など、幅広い分野で活発な活動を展開中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいくん

1
97年発刊直後は「ここまで書くか」と話題を呼んだ書と記憶しています。現役弁護士の山口氏が「所詮,民法・刑法は秀才の作文」「実質的な強制力を担保していない執行など無意味」と法曹界の問題点を喝破していくのですが,読後感は痛快感には程遠く,暗澹たる気持ちに。そもそも我々一般人にとっては判事も検事も弁護士も法務官僚もみな「法曹サークル」の一員で一つ穴のムジナ。そんなに問題があるのはあなたたち弁護士にも責任があるんじゃないの?「裁判所なんて信じる方が馬鹿を見る」なんて嘯いていないで何とかしなさいよ,って話です。2013/04/11

バカボンパパ

0
裁判に問題がたくさんあるのは解ったが、文句ばっかり言ってないで、色々提案しろよ!と逆に読者側から文句を言いたくなります。2013/07/14

tohnas

0
☆☆☆2010/07/11

hayatama

0
「欠陥英和辞典の研究」で名を挙げた「著述家」の副島さんの文章なんだろうけど、読むのに疲れた。押し付けがましい。内容は悪くないのにね。2009/10/18

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