宝島社新書
ワーキングプア―いくら働いても報われない時代が来る

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784796655330
  • NDC分類 366.021
  • Cコード C0236

内容説明

労働人口の4人に1人は生活保護水準で暮らしている!ベストセラーエコノミストが、「働く貧困層」という格差問題に警鐘を鳴らす。

目次

第1章 日本の労働者の4人に1人は生活保護水準で暮らしている(日本の労働者の4人に1人は「ワーキングプア」という悲惨さ;なぜ「ワーキングプア」が増えるのか? ほか)
第2章 働き盛りの中年家庭を襲う「ワーキングプア」の恐怖(『アメリカン・ビューティー』の主人公がもし生きていたら…;40万人にも上る中高年男性の「ワーキングプア」 ほか)
第3章 崩壊する日本型雇用システム(二人三脚で歩んできた終身雇用制度と年功序列賃金制度;なぜ終身雇用・年功序列制度は崩壊したのか? ほか)
第4章 非正社員で働く若者たち(深刻化する若年雇用の問題;正社員になれない若者が「ワーキングプア」に陥るリスク ほか)
第5章 「構造改革」による自由主義経済と民営化の果てに(聖域なき構造改革で得たものと失ったもの;非正社員から正社員への門戸を広く開放することが必要 ほか)

著者等紹介

門倉貴史[カドクラタカシ]
エコノミスト。1971年神奈川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。専攻はマクロ経済学。同大学卒業後、横浜銀行のシンクタンク浜銀総合研究所の研究員となる。社団法人日本経済研究センター、東南アジア経済研究所(シンガポール)へ出向を経て、2002年に第一生命経済研究所に移籍、経済調査部主任エコノミストになる。2005年7月からは、BRICs経済研究所の代表に就任。専門は、日米経済、アジア経済、BRICs経済、地下経済と多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

33
「ワーキングプア」という言葉が一般化し始めた2006年出版の本。基本的な情報は把握されているし、実態調査の聞き取りもきちんとなされている印象を受けた。消費税のような一律化した税制はやめたほうがいい、という意見には賛成。年齢構成がこの先変化していく中、低所得者層が増え、さらに高齢化していくという分析に強い不安を感じた。2015/03/07

ユズル

24
門倉先生の文章より、度々入るドキュメントの、いわゆるワーキングプアに入る人々の話がリアルだった。けれどそのインタビューを受ける誰もが達観しているというか、ワーキングプアを受け入れている感じがした。そしてそれを読んで驚きもしない自分も、確実にワーキングプアに入るなと実感しました。2016/07/27

としP

12
正社員として働いていた人でも、なんらかの理由で退職を余儀されなくなると、そこに非正社員の入り口が待っている。派遣社員や契約社員の雇用形態の賛否はあるだろうが、それよりも、能力があるにも関わらず、社会に正しく評価されず、低賃金に甘んじていなくてならないのが問題。2019/11/17

六花

6
読んだのが遅く、データ面ではもう古い情報となってしまっていたのが残念ではある。著者の願い虚しく、今日に至るまでに体制が見直されることは無かったなぁ・・・と思う。また、インタビューの頁を興味深く読んだ。同級生に会いたくない、この気持ちが痛いほどわかる。2015/10/21

のぼる

5
之所以會買這本書,是因為台灣近年來也面臨了「畢業即失業」、「薪水只有22k」等問題。要避免成為「窮忙族」的話,除了超人的忍耐力之外,還要不斷提升自己的競爭力。如果無法從公司獲得滿意的待遇,那就轉戰其他公司吧。甚至,如果有能力與前景的話,到海外工作也是個可接受的選項。最重要的,是每個當下都要清楚自己要的是什麼?為什麼而努力?可能的話,希望自己日後不會變成窮忙族的一員(苦笑)2015/05/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/545579
  • ご注意事項