内容説明
本土の人々のほとんどが抱く「沖縄」=「癒しの島」幻想。しかし、「生」の沖縄はまったく異なる顔も持つ。米軍問題だけがクローズアップされがちだが、実際は沖縄独自の社会背景が産み出す問題が横たわり、暗い社会が存在する。本書はその陰の側面にスポットを当て、沖縄に生きる人々のナマの姿に迫るドキュメント。いまだ触れられることの少ないもうひとつの沖縄リアルワールドがここに。
目次
序章 現実、そして沖縄的こころについて
第1章 男たちの沖縄
第2章 女たちの沖縄
第3章 逆説の沖縄
第4章 基地の島、「本土」と「アジア」の真ん中で
終章 ふたたび、沖縄的こころについて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨノスケ
15
リゾート地という明るい印象とは違う沖縄の顔を見た。「ダーク=悪」とは言い切れないが、憧れの地というイメージが崩れる内容にはフタをしておきたい部分である。2023/08/06
ふら〜
1
異色の沖縄本。過激な話も有ったりするけど一つの側面ではあるんだろうな。こういうのって他の都道府県(例えば山梨ダークサイドとか)でどの程度成り立つんだろうか。2015/02/22
kmym
0
沖縄の裏側を描くが、全体的に内容は浅い。2013/09/01
かたず
0
いまや基地反対運動は「金のなる木」あるいは「打出の小槌」となった。地元では、「基地反対運動に参加すると、労働組合から日当として一日約二万円が支給される」といった話も出ている。2011/07/04
aki
0
勉強になった。沖縄社会の裏がわかる本。2009/07/26